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訪問をありがとうございます。
突然本題に入ってしまいますが、介護ロボット導入のニュースを読んで、思わず『そりゃあそうだろうよ』と思ってしまいました。
http://www.city.sapporo.jp/kaigo/k200jigyo/documents/zyoken.pdf
これは介護ロボットの普及を狙ったもので、上限300万円で補助金の10分の10を補助するというものです。
つまり、300万円以下の介護ロボットを購入した場合、その全額を補助で賄えるというものですね。
素晴らしく羽振りの良い補助だと思うし、今後、介護ロボットの導入が半義務化しそうな流れになっている今、殆どの施設や事業所が申請をするであろうことは、予測できると思います。
案の定、申請は予算の4倍を超えたと言われています。
これを受け、厚労省は『予測できなかった』とのこと。
何ていうか・・・予測できなかった厚労省が不思議です。
結果的には、費用の上限を100万円以下に落とし、更に様々な制約をつけることとなったようですが、それを受けて申請を取り下げる施設や事業所も出てくるのではないかな?と思っています。
そして、導入した施設や事業所には、その結果現場がどうなったのか教えてもらいたいと思いました。
今後の動向を見ていきたいと思います。
訪問をありがとうございます。
最近、ものすごく更新頻度が低くなっていることをごまかそうとしているわけではありませんが、連続で更新させていただきます。
今回は、タイトルのとおり、『一億総活躍国民会議』の中で6月2日に閣議決定した資料からです。
名付けて『ニッポン一億総活躍プラン』という、何とも捻りのないネーミングです(さすが首相官邸)。
たまたま見つけて流し読みをしたら、これが意外に面白い☆
こういう(本業に直接関係しないどうでも良い)資料を拾い上げるのが本当に得意な私です。
はい、特技には値しませんね。
【本体 6、10年後の未来を見据えたロードマップ 介護離職ゼロの実現 より】
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ichiokusoukatsuyaku/pdf/plan5.pdf
カラーだし表を多用しているので、読みやすいなぁ、なんて個人的には感じています。
そして、介護離職ゼロの実現に向かっての中にも、ケアマネジメントについて書かれています。
ケアマネジャーについては書かれていませんでしたが・・・。
この中で私が気になったのは、様々な部分で書かれていますが、『介護の重度化』をことさら大きく取り上げつつ、『要介護3以上の方』をベースとした記載になっていることです。
うーーーん、もはや、要介護1・2の方は総合事業に移行することが、暗黙の了解になっているような記載の仕方に違和感を感じるのは、私だけでしょうか?
何というか、人材や給付の課題があることはわかりますが、共助という形で保険料を巻き上げている以上、シレッと変換するのはどうなのかなぁ〜、と感じてしまいました。
後、気になったのは、資料4/15にある、生産性向上の部分である効率化について、『複数の施設の保有、総務・経理・人事などの複数の部門の集約化など事業所のグループ化を推進する』という文言です。
2016年度から2026年度以降まで、矢印は引っ張ってあります。
うーーーーーん。
これ、どうなんでしょう?
効率化の観点でいえば、確かにそうかもしれませんが、それ以外の目論見を感じてしまう私は、性格がひねくれているのでしょうか?
もしお時間のある方がおられましたら、ちょっと資料を流し読みしていただけたらと思います。
全体を読んで、何だか真の国民不在のもと、そして、本当の意味での現場の人間のいない状況で、大きく制度が変容していくことに、違和感を感じているのは、私だけでしょうか?
訪問をありがとうございます。
不快指数の高い日々が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
何だか、最近、私の頭はパンク状態です。
さて、最近は総合事業・・・それもサービスBについてばかり考えている私ですが、『そんなこと考えている暇があったら、目の前のこと(会社のこと)を考えなさいよ』と言ってくださる方もいないため、色々と調べては楽しい毎日を送っています。
そんな中、ふと気付いたのです。
『総合事業って介護の地位向上に役立つのではないか?』ということに。
そもそもは、国が様々な意味で介護を支えきれなくなってしまい、(敢えてこういう書き方をしてしまいますが)自治体に丸投げした事業ではあります。
特に、サービスBと呼ばれる事業に於いては、地域のボランティアを主体とした活動と位置付けており、専門性よりも『場の提供』に重きを置い置いている他、いわゆる『生活援助』と呼ばれる部分に於いては、それこそ介護保険の枠から外して、地域の住民に委ねようとしています。
私自身、ヘルパーの経験もあるのでよくわかりますが、本来であればいわゆる『生活援助』と呼ばれる支援は、ご利用者個々の『常識』に合わせる必要があり、専門性も要する、とてもとても大変な役割です。
ただ掃除をすれば良い、とか、ただ調理をすれば良い、とかそんなものではなく、調理を通じてその方の生活状況・味覚や健康状態を把握したり、掃除を通じて環境の確認を行ったり、支援を行いながらも、『どうやったらご利用者自身の力を少しでも引き出せるか?』『ご利用者の状態に変化はないか?』を考えながら支援を行います。
五感をフルに使って支援を提供するわけですね。
そのような支援に対し、国の考えは『生活援助は誰でもできる』とジャッヂしたわけで。
介護の世界にいるからこそ、わかってしまう国の苦悩。
要は、給付の課題もありますが、介護職員が足りないのですよね。
限られた人員で今後の介護を支えていくとなった時、どんなに国が介護職員の育成をバックアップしようと、介護職に就こうという『なり手』がいないことを予測しているのです。
であれば、『比較的専門性を問われないであろう生活援助に専門職をあてはめるのではなく、専門職は専門職たる業務に特化してもらおう』と考えるのも、一理あると思います。
棲み分けですね。
そして、その期待に介護職が応えることができれば、介護の地位は向上すると思うのです。
現在の要介護・要支援者の中で、要介護3以上の方は、全体の3割程度です。
高齢者自体の絶対数が増える他、給付の抑制もかかるため、今後の予算がどうなるかはわかりませんが、何となくチャンスに感じるのは、私だけでしょうか?
いま現場で頑張っている介護職が専門性を発揮した支援を提供することができた時、介護の地位は上がるのではないかなぁ〜
10年後くらいに。
『そんな先の話をするな!』と言われそうですが、ふと、看護師が昔々頑張って地位向上を行ってきた過程に似ているような気がしたもので、思わず書いてしまいました。
看護師も昔々は看護助手が行っていたことも含めて全て役割を担っていましたが、徐々に専門性を特化していき、今の地位を獲得した部分もあると思います(政治力も大きいでしょうが)。
であれば、介護も『重度者介護』に特化した技術を持つことで、その地位を向上することができると思うのですよね。
・・・と、ここまで書いて気がつきました。
ケアマネジャーはこれから先、めちゃめちゃ厳しい時代に突入するぞ〜ということに。
夢物語をみては、うっすらにやけてしまいましたが、私の行っている事業は『居宅介護支援』でした。
3割しか介護保険の適用にならなくなったらと考えると・・・怖いです。
訪問をありがとうございます。
『もう』か『まだ』かは微妙ですが、月の後半に入りましたね。
そろそろ提供票の準備に入ろうかと考えていますが、皆さんはいかがですか?
さて、昨日のサイトに少しだけ書かせていただきましたが、先日は新聞社の方と話をする機会がありました。
と言っても、私が知り合いだったわけではなく、紡ぐ会の会長が席を設けた中に、何も知らずに参加したらそのような会だったという、何とも準備の至らない私でしたが、専門職ではない一般の方との話は、とても興味深かったです。
話の中身は『総合事業』について、話の軸は、大きく分けて2つでした。
一つは、『共助』として施行されている介護保険は、保険料を徴収しているのに、ここにきて急速に範囲を縮小するのはいかがなものか、ということ。
この部分においては、『国民にもっと現状を知ってもらいたい』と話しておられました。
そしてもう一つは、『本当にボランティアを初めから当てにした制度があり得るのか?』ということです。
これに関しては私も同様の意見であり、だからこそ、行政や社協、専門職のサポートが必要だと思うのですが、社の方々は、疑問と憤りの段階でした。
前者の提言については、皆さん個々で様々な考えがあると思います。
同じ社会保障である年金とある意味似ているな、と個人的に感じていますが、年齢で感じる部分は違うかもしれません。
『ハシゴを外された』と憤るのは、ある意味介護保険の恩恵を既に受けている方、若しくはこれから受けるであろう方々が多いのかもしれません。
逆に若い世代は、『どうせ自分たちは受けることができないのだから、縮小しようが関係ない』と考えるかもしれないし、もしかしたら『将来に借金をこれ以上増やさなくて済むのだから良いんじゃない?』と考える方もおられるかもしれません。
いずれにせよ、国民を巻き込みながら議論を広げ、今一度、社会保障のあり方について考えるきっかけを作ってくれることは良いことだと考えています。
後者に関しては、ボランティアの定義・・・捉え方がもしかしたら個々で違うのかもしれないと、話している中で感じました(これは昨夜の会議でも感じた部分です)。
私見を書き出すと止まらなくなるので割愛しますが、この言葉の捉え方で、主体性を持てるかどうかが決まると私は考えています。
皆さんは、ボランティア主体で行われようとしているサービスBについて、どのようにお考えですか?
訪問をありがとうございます。
今日は比較的過ごしやすかった気もしますが、天候が不安定な今の時期、毎日の訪問が心身に響きますね。
不快指数の高い日が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしですか?
さて、昨夜は紡ぐ会の会議後に、とある新聞社の方と食事をする機会がありました。
総合事業というものについて考えている方々で、一般的な視点からの感覚について知ることができ、大変勉強になりました。
そして、帰路につく際、その方が中心になって出した書籍を購入し読ませていただきました。
具体的に高齢者の闇や、様々な機関・事業所の黒い部分を淡々と書いてあり、1回目ははサラッと、2回目はジックリと読ませていただきました。
そして、この書籍が読者にとって衝撃だけでなく、行動に繋がる何かになればよいな、と感じました。
その上で、本日は当社にて第3回の『地域を考える勉強会』を開催しました。
完全に有志で行っており、主体的な参加を募らせていただいていますが、今回は11名の方に参加していただき、ありがたい限りです。
私、まさか『前日に徹夜で本を読んでいたため、本日はフラフラです』とも言えず、楽しんで参加させていただきました。
いやぁ、本当に楽しかったです。
今回は私の根回し力が足らず、社協の方にはご参加いただけなかったのですが、行政・包括・サービス事業所・ケアマネというメンバーで話をしました。
内容は、『総合事業のサービスBをどうやって創っていくか?』です。
実際に活動するのは住民の皆さんですが、専門職のノウハウや持っている知識をうまく活用してもらいたい。
その為に、私たちに何ができるか?ということについて、話し合いました。
流れとしては、現在一番に関わっている行政の方から、ポイントとなる部分を上げていただき、それについて意見交換していただきました。
この会の参加者の方々の素敵な部分は、決して他者や他機関を批判しないことです。
誰かに責任を押し付けたり文句を言うことなく、現状認識を行った上で、『じゃあどうしよう?』を考えることができるのは、素晴らしいと思います。
その中で挙がった意見が、タイトルのとおりです。
『プロジェクトチームを創って始動しよう』
この言葉で、次回は誰を呼べば良いか、仕組みを持っているのは誰か?等々作戦を練りました。
その中には、場所を提供してくれるかもしれない特養、社協、シルバー人材、看護師の資格を持った方、等々、たくさんの名前が挙がりました。
具体的に何かが進んでいくと、ワクワクします。
そして、参加してくださった方々が、楽しみながらこういうことを考えることができるというのは、本当に嬉しいです。
皆さんに感謝感謝すると同時に、次回に向けて、私自身も少し会の進行がスムーズにいくよう資料を作っていきたいと思いました。
こんな感じで終了した後、尊敬するSさんと2時間近く話をしました。
業務とは全く関係ないことですが、倫理や福祉について、そして、お互いの近況報告から、尽きることなく話をさせていただきました。
おかげで今夜はよく眠れそうです。
皆さんの地域は、総合事業について、なにか進んでいますか?