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訪問をありがとうございます。
不快指数の高い日々が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
何だか、最近、私の頭はパンク状態です。
さて、最近は総合事業・・・それもサービスBについてばかり考えている私ですが、『そんなこと考えている暇があったら、目の前のこと(会社のこと)を考えなさいよ』と言ってくださる方もいないため、色々と調べては楽しい毎日を送っています。
そんな中、ふと気付いたのです。
『総合事業って介護の地位向上に役立つのではないか?』ということに。
そもそもは、国が様々な意味で介護を支えきれなくなってしまい、(敢えてこういう書き方をしてしまいますが)自治体に丸投げした事業ではあります。
特に、サービスBと呼ばれる事業に於いては、地域のボランティアを主体とした活動と位置付けており、専門性よりも『場の提供』に重きを置い置いている他、いわゆる『生活援助』と呼ばれる部分に於いては、それこそ介護保険の枠から外して、地域の住民に委ねようとしています。
私自身、ヘルパーの経験もあるのでよくわかりますが、本来であればいわゆる『生活援助』と呼ばれる支援は、ご利用者個々の『常識』に合わせる必要があり、専門性も要する、とてもとても大変な役割です。
ただ掃除をすれば良い、とか、ただ調理をすれば良い、とかそんなものではなく、調理を通じてその方の生活状況・味覚や健康状態を把握したり、掃除を通じて環境の確認を行ったり、支援を行いながらも、『どうやったらご利用者自身の力を少しでも引き出せるか?』『ご利用者の状態に変化はないか?』を考えながら支援を行います。
五感をフルに使って支援を提供するわけですね。
そのような支援に対し、国の考えは『生活援助は誰でもできる』とジャッヂしたわけで。
介護の世界にいるからこそ、わかってしまう国の苦悩。
要は、給付の課題もありますが、介護職員が足りないのですよね。
限られた人員で今後の介護を支えていくとなった時、どんなに国が介護職員の育成をバックアップしようと、介護職に就こうという『なり手』がいないことを予測しているのです。
であれば、『比較的専門性を問われないであろう生活援助に専門職をあてはめるのではなく、専門職は専門職たる業務に特化してもらおう』と考えるのも、一理あると思います。
棲み分けですね。
そして、その期待に介護職が応えることができれば、介護の地位は向上すると思うのです。
現在の要介護・要支援者の中で、要介護3以上の方は、全体の3割程度です。
高齢者自体の絶対数が増える他、給付の抑制もかかるため、今後の予算がどうなるかはわかりませんが、何となくチャンスに感じるのは、私だけでしょうか?
いま現場で頑張っている介護職が専門性を発揮した支援を提供することができた時、介護の地位は上がるのではないかなぁ〜
10年後くらいに。
『そんな先の話をするな!』と言われそうですが、ふと、看護師が昔々頑張って地位向上を行ってきた過程に似ているような気がしたもので、思わず書いてしまいました。
看護師も昔々は看護助手が行っていたことも含めて全て役割を担っていましたが、徐々に専門性を特化していき、今の地位を獲得した部分もあると思います(政治力も大きいでしょうが)。
であれば、介護も『重度者介護』に特化した技術を持つことで、その地位を向上することができると思うのですよね。
・・・と、ここまで書いて気がつきました。
ケアマネジャーはこれから先、めちゃめちゃ厳しい時代に突入するぞ〜ということに。
夢物語をみては、うっすらにやけてしまいましたが、私の行っている事業は『居宅介護支援』でした。
3割しか介護保険の適用にならなくなったらと考えると・・・怖いです。