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2019-11-17 18:49:00
長野市では使われていない畑、耕作放棄地の有効利用の対策として、ソルガム(和名タカキビ)の栽培を推奨しています。
私の畑周辺地域も空き畑が増えており、今後の事も考えて、今年"赤もろこし"(タカキビの一種)の栽培を試みました。
脱穀は全て地元の協会に委託できますが、大量の残さが出ます。
聴けばこの長野市中から集まったソルガムは全て無農薬、かつアレルゲンフリー(小麦や蕎麦殻とも分別している)との事。
勿体無いと思い、赤もろこしもろとも、ソルガム残さを回収させてもらい、堆肥化してみる事にしました。
米糠ボカシをほんの少し混ぜて積み上げると、3日もしないうちにホカホカに発酵。
米麹の上品な香りと比べ、雑味ならぬ雑香がありますが、良い匂いです。
人間の鼻が良い匂いと判断すれば、畑にとっても良い発酵をしている証拠です。
長野市中の無農薬ソルガムの殻が(および赤もろこしのポリフェノールが)畑の一隅に集まり、
微生物の餌場となり、エネルギーを放出し、産生し、
土壌を育み、野菜を育てる力になる。
気は微生物だという人がいます。
気力は”微生物力”、元気は”源の微生物”。
堆肥は微生物による発酵エネルギーの塊、畑の元気そのもの。
信州産ソルガム堆肥は信州の"元気玉”です。(消毒してはいけません!)
日本はエネルギー資源の乏しい国です。
エネルギーが枯渇しているから日本全体に元気が無くなる。
日本にあるのは自然のもたらす有機物のみ。
再生はもう一度農業から始まるのでは無いか?
という“可能性”を考えてみるのです。
信州産ソルガム普及促進協会
www.sorghum-nagano.com