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2019-11-03 22:18:00
11月になりましたが、まだ採れてます。
種屋さんから聞いた話ではズッキーニが現在、世界中で流行ってるのだとか。
季節を跨ぐ鈍感さに加え、育ちが早く、乾期に強く、流通しやすく、調理しやすく、農薬も化学肥料も要らない。
オーガニックの流行も日本以外の国ではあるのかもしれません。
とにかく育てやすい作物です。
気候変動とグローバル社会を生き抜くにはズッキーニの様な鈍感力が必要という事です!
6月に実を着け始め、9月にご隠居いただいた老ズッキーニも、今、果実を太らせながら健在です。
老ズッキーニからは種が採れますが、採種はしません。
彼らにはこのままこの地で越冬していただき、来年同じ場所でズッキーニを育てた時の”キオク”になってもらいます。
以前山菜採りをした時、「山菜を採りつくしてしまうとその次の年から採れなくなってしまう、どんなに収穫が少なくても2割程残すのが常識」と地元の人に言われた事があります。
狩猟も放牧も同じ事を聴いた覚えがある。。
その"カタチ"に倣ってみようと思いました。
直接は生き残った種の遺伝子からもう一度分裂と交配を繰り返すのですが、もしかすると遺伝子は単なる設計図=形で、記憶する主体は微生物ではないかな?と。
植物が”カタチ"で、微生物が”キオク”と観てみる。
そうすると畑の土の方にも記憶が引き継がれるという感覚になります。
「土を育てる」はこの事ではないでしょうか。
ズッキーニが世界のスタンダードになれば、「ズッキーニ=無農薬でも無化学肥料でも(無能でも)、環境に負荷なく育てられるもの」という"キオク"が育ち、"カタチ"として残る。
そういう作物が一つできれば他の作物にも"キオクとカタチ"が伝波していく。
…という可能性を妄想えてみる(みよ)。