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2018-12-16 00:18:00
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今年のニンジンは半分が股割れです。

ニンジンに心があるならさぞ惨めな事でしょうー

 

 

消費者のほとんどが食べているニンジンは、種採り技術者と科学技術者が、英知と努力の末に生み出した「スーパーニンジン」で、これが「F1種」と呼ばれる交雑種です。

この開発の成果自体は大いに称賛されるべきです。

私達はその美しい”偶像”を讃え、信仰し、英雄として祭り上げてきました。

彼らを選択し、消費するという事はそういう意味です。

 

 

しかし、F1種を大多数の人間が信仰する事で何が起こったのかというと、多様な種が絶滅しました。

種を独占しているのがほんの数社の多国籍企業のみ、という「種の支配」と言われる国際社会問題は、私達の信仰によって起こっていると解釈する事もできます。

日本の種苗会社の種も殆ど、この多国籍企業に生産を依存しています。

農と食の世界情勢は「多国籍企業の独占」か「小家族農業と多様性の保持」が焦点になっています。

 

 

時代は今、”人工の英雄を偶像として崇める事から距離をおいて、もう一度土着の八百万神を見直そう”と言っているのではないか?

 

 

自分のニンジンは惨めです。

でも有機農業は本質的に、惨めでも”人参”だと認める農業です。

右も、左も、傾けば誤ります。

調和の為に我々日和見菌は存在しているのです!