インフォメーション

2018-12-07 22:25:00
image.jpeg

私は味覚が鈍感です。

 

農業を始める前はいわゆる「味の素」の様な人工アミノ酸の味に慣れていたし、トマトが甘いから美味い、人参が歯応えが良くて美味いという事はわかっても、有機野菜だから美味い、とは正直思いませんでした。

唯、研修時代に初めて、甘味で無く食感でも無く、美味しいと感じた事があり、それは生の野沢菜を食べた時でした。

 

なんだかショッパくて、濃くて、瑞々しい…

 

この形容し難い「美味しい」の正体はもしかしたらミネラルなのかもしれません。

 

農薬と化学肥料を使った栽培と、微生物を活かした栽培の違いはミネラルに差が出るという研究があるそうです。

除草剤を散布した畑の野菜は著しく含有するミネラルが少なく、そのミネラルを供給する役目は微生物が担っているのだとか!

また野沢菜は北信の在来種なので土着菌とも相性が良い、という事も一役買っているのかもしれません。

 

地元の農家さんの間では、まだ小さい野沢菜をナッパとしてみそ汁の具にするのは当たり前です。油炒めも美味しい!

 

野菜の味の違いが分からない、、という人は「ミネラル」を意識してみてください。