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2018-02-03 23:50:00

今まで得た知識を消費者の方にも共有してもらいたいと思います。

今回は化学肥料が与える影響についてー

 

化学肥料は爆弾を作る技術を戦後、農業に応用したのが始まりで、以後食料の大量生産化を実現しました。

が、一方で急速に世界中の土壌を砂漠化させ、自然環境を破壊していきました。

 

化学肥料は野菜を大きく育てる事はできますが、植物と土壌の微生物との共生関係(植物が炭水化物を供給し、微生物は窒素分を分解して植物に与える)を産まなくなる為、微生物がいなくなり=土壌が痩せていきます。

 

微生物のコロニーが土と土の繋ぎの役割を果たしていますが、微生物がいなくなる事と、植物が消化できない多量の人工化学窒素肥料が溢れることで、土壌流出や水質汚染にも繋がっていきます。

肥沃な土とは微生物と、その死骸や糞でできている土の事で、痩せた土はその微生物層が無くなってしまった土、です。

 

有機農業は土壌を肥沃にする事で環境と生態系の破壊から守る事ができる、という意義を持っているのです。

 

 そしてこれは前項にあげた、人間の体内に起きている腸管の病状(リーキガット症候群)と同じ現象が地球環境にも起こっているという事でもあります。

化学物質を取り込む→

微生物の餌が無くなり、いなくなる→

大地(腸)に穴があく→

環境(体内)を汚染する

 の流れです。

環境汚染と人間の身体の病気は同じ問題を抱えているのです。