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2023 / 04 / 11
17:17

ベートーヴェン 交響曲 第6番 そして ドヴォジャーク 交響曲 第5番

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京都三大学合同交響楽団のサブメインとして

ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」が決まった。

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陵水フィルハーモニー管弦楽団のメインとして

ドヴォジャークの交響曲第5番ヘ長調が決まった。

 

二つのオーケストラのプログラムは、全体的にも美しいけれど、

特に上記2曲に取り組めることは嬉しい。

 

「田園」は訳があって、ブライトコプフではなく、ベーレンライターを使う。

問題は、ドヴォジャークの2作品、交響曲第5番と交響的変奏曲。

これは初めて振る曲となり、まずはスコアの入手から始める事となる。

資料が少なくて、勉強開始までに時間がかかりそう。

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実は、ここにきてマーラー4番の勉強が重くのしかかってきているのがわかる・・・

音符でも文字でも記されていない、演奏に不可欠な「最も大切なこと」が見え始めてきたからだと思う。

天才の作品に対し、今は畏怖の念しかない。

がんばろう!

 

 

 

2023 / 04 / 05
10:24

春の小川

昨日は古い携帯電話機を処分してもらおうと思い、

ウォーキングも兼ねて、

となりまちのドコモショップまで歩いて行った。

田んぼの横を歩いていると用水路があり、

きれいな水が流れている。

頭の中に流れてきたのが「春の小川」

それで「春」という言葉にちなんだ曲をいろいろ思い浮かべてみた。

ベートーヴェン

ヴィヴァルディ

シューマン

ストラヴィンスキー

ヨハン・シュトラウスⅡ

松任谷由実

松田聖子

森山直太朗・・・・・・

結局、ぼくの中での「春」を代表する曲は、

「春の小川」なんだと思った。

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2023 / 03 / 22
09:12

2023年4月からは

2023年4月からの藏野の肩書は

指揮者

京都教育大学講師

公益財団法人 青山音楽財団 理事及び未来構想委員

となります。

あらためまして、今後ともよろしくお願いいたします。

2023 / 03 / 22
09:02

堀音に関わる全ての方々へ、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

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令和5年3月末日をもって、堀音における教師生活を終わります。

この間お世話になった全ての方々に、心より御礼申し上げます。

生徒諸君。

かつて生徒だった皆さん。

保護者の皆さん。

教職員の皆さん。

京都市長様。

京都市教育委員会の皆さん。

皆さんのおかげで、

本当に充実した教員人生を送らせていただきました。

僕は幸せです。

ありがとうございました。

 

2023 / 03 / 14
08:20

マーラーの交響曲第9番

どうかしちゃったのかもしれない・・・

マーラーの9番が聴きたくてたまらず。

家にあるCDを立て続けに聴いた。

しかも聴きたいCDも数枚買い聴いた。

その中で最も感動したのが、

ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。

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素晴らしいと分かっていても聴かないものもある。

レナード・バーンスタインだ。

バーンスタインの音楽に惹きこまれると、

あまりに個性的で魅力的で他を受け入れられなくなる。

すべての表現をまねしたくなる。

自分の存在が消えてしまう。

ブラームスがそうだった・・・

 

ロブロ・フォン・マタチッチ指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の

ブルックナーの7番を聴いた時も、

その、あまりも美しさに涙がとまらなかった。

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音楽史上でチェコという国がいかに重要な役割を果たしてきたか、

改めて考えている。

プラハやブルノの人達のモーツァルトに対する愛情は、

計り知れないものがあるし・・

 

マーラーは、モラヴィアとボヘミアの中間に位置するカリシュトで生まれ、

イーフラヴァで彼の音楽の母体となるものを育んだ。

そこにマーラーの音楽の原点があるのだと思う。

キリスト教とユダヤ教が平和に共存していたと書かれている・

ユダヤとドイツとチェコの文化の融合から・・・

モラヴィア民謡と軍隊の兵舎から聴こえる音楽など・・・

 

今回特に気付かされたのが

チェコの文化がマーラーの音楽の根底を流れている・・ということ。

「ふるさと」だということだ。

 

マーラーにおぼれ死にそうになったとき、

オイゲン・ヨッフム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の

ブルックナーの5番を聴いて、心の平安をとり戻した。

 

マーラーの9番はしばらく聴かないほうがよさそう。

和み交響楽団と共に、第4番を磨いていく・・・

感動的な音楽の創造を目指す・・・

僕たちの、唯一無二のマーラーを表現する・・・

その時間こそが自分にとって、最高のマーラーの時間であるはず。

 

不思議なことに、今使っている、

マーラー協会の9番、ウニヴェルザールのスコアを入手したのが

どこだったか、いつだったか

思い出せない。

1998年校訂版。

表紙に鉛筆で、685ー、と書いてある。

おそらく値段だと思うけれど、

シリングかもしれない。

シリングだとしたら、ユーロに切り替わる直前のウィーン、

ドブリンガーで買ったのだと思う。

「いつの日か指揮できますように」との祈りを込めて買ったのだと思う。

 

 

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