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2020 / 06 / 14
14:01

夏は来ぬ

夏は来ぬ

梅雨の時期になると

近所の田んぼでは田植えが始まる。

僕の住んでいるところは

京都の中心から電車で15分くらいだけど

まだたくさん自然が残っていて

四季折々の日本の風物が楽しめる。

 

田植えの風景を見ていると

必ず思い出すのが

「夏は来ぬ」の2番の歌詞

 

卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ 

 

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

 

この歌の歌詞の響きが好きだ。

美しい日本語。

メロディも本当に美しい。

特に「早乙女が裳裾ぬらして」と

いうところが好きだ。

 

日本語で強力なロックを発表した

はっぴいえんどの

「はいからはくち」には

 

きみははいから裳裾をからげ

賑やかな都市を飾る 

女郎花(おみなえし)

 

・・・という歌詞がでてくる。

天才、松本隆の作である。

大瀧詠一は日本語による

本物のロックンロールを創造した。

 

こういうムーヴメントは

もう起きないのかなあ・・・

 

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