指揮者 藏野雅彦の京都漂泊

「ありがとう」

・・・という言葉が、

こんなにも

心に平安をもたらすものなのだと、

あらためて感じる今日この頃です。

宮下絢子（ヴァイオリン）

原田莉奈（ピアノ）

この二人の名前を是非覚えておいてください。

若いけれど、本物の音楽を奏でる二人です。

4月3日（土）の大阪、モーツァルト・サロンでの

室内楽演奏会は、

本当に素晴らしかった。

シューベルト

グリーグ

ベートーヴェン

ブラームス

この二人は、天国の作曲家と

話ができ、

弾き方を教わったのではないかと

思わせるような演奏をした。

作曲家と作品に対する

謙虚で真摯な姿勢、

深い愛情、

そして安定感のある

本当に美しい演奏を聴かせてくれた。

グリーグの第2楽章では

感動の涙がとまらなかった・・・

京都堀川音楽高校で

3年間彼女たちに関われたことを、

誇りに思う。