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2016-04-18 07:56:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は天気が良いせいか、気持ちも上向きになっている私です。

 

皆さんの今日の気分はいかがですか?

 

 

 

さて、昨夜、今月末に特別養護老人ホームで行う研修のテーマ、『接遇について』で話す内容をまとめていました。

 

介護現場の方々は、日々、業務を行うことでいっぱいの状況です。

 

そんな中でも、少しでも入居者に気持ちを込めた介護を提供して欲しいと思い、どのように伝えることが、職員の方々に響くかを考えていました。

 

そして、私自身が接遇について学ぶ中で、これはケアマネジャーにとっても、とてもとても必要なスキルであると、改めて感じました。

 

 

 

そもそも接遇って、何のためにするのでしょうか?

 

介護はサービス業だから、とかではなく考えた時、『相手を尊重する気持ちを態度に表したもの』が接遇だと、私は認識しています。

 

数年前に、ACジャパンで、『こころはだれにも見えないけれど、こころづかいはみえる。思いは見えないけれど、思いやりはだれにでも見える』というコマーシャルがあったことをご存知でしょうか?

 

まさに、接遇とは、そのことだと思います。

 

マナーが、広く全般的に誰にでも通用する態度であれば、接遇は個々に対応した配慮を態度に表したもの。

 

そう考えると、接遇って、とても大切なことがわかっていただけると多います。

 

そのことを導入部として、話をさせていただこうと思いました。

 

 

 

その後は、自分の言動が一致していなければ相手は違和感を感じることを、実体験していただくと同時に、メラビアンの法則の説明を行い、接遇・・マナーの5原則から、介護における接遇の基本姿勢のお話をさせていただこうと思っています。

 

ここでは、第一印象がとても大切であること、また、接遇の行き着く先はコミュニケーションであることを重点的に伝えさせていただこうと考えています。

 

同時に、自分の良かれと思うことをするのは自己満足であり、相手がして欲しいことを行って、初めて接遇になるということを伝えさせていただこうと考えています。

 

 

 

そして、一番伝えたいこと。

 

それは、『外部の人間からの目も気にしてくださいね』ということです。

 

昨年起きた、とある施設での虐待以降、施設の閉鎖的な環境に対して、周囲の目は厳しくなっています。

 

どんなに頑張っても、外部の人間は、介護職員の対応を点でしか見ることができず、それである意味評価されてしまうということを自覚して欲しい。

 

日々、頑張っているからこそ、正しい評価を得ることができるよう、目の前の入居者だけでなく、外の目も意識して、専門職として業務を遂行して欲しいということを伝えようと思っています。

 

 

 

そう。

 

介護職員は、資格があろうとなかろうと、経験年数が浅かろうと長かろうと、仕事に就いた段階で『プロ』として見られているのです。

 

『私は入職したばかりだから』は自分にしか通用しない言い訳となってしまうのです。

 

厳しい言い方をすれば、通常の支援ができて報酬を得ているのです。

 

そのことを伝えようと思っています。

 

そして、このことは私たちケアマネジャーにも言えると思います。

 

 

 

後は、『してはいけない7つのポイント』を参考に、業務を振り返ってもらい、最後にグループワークをしたいと考えています。

 

施設というのは、チームワークが大切となるため、一人ひとりの心がけ、取り組みがとても大切になります。

 

そして、せっかく働くのだったら、『あの施設なら、安心して親を預けられる』と言っていただけるような施設になっていただきたいと、思います。

 

 

 

何てことを考えながら、これは一部手直しして、当社の勉強会でも使おうと思った私でした。

 

一人ひとりが専門職としての自覚を持ち、日々の業務を行うこと。

 

それが、介護業界の質の向上に繋がり、介護に対する評価の向上に繋がると私は考えています。

 

 

 

皆さんは、接遇について日々意識していますか?

 

目の前の方々を大切にしていますか?


2016-04-17 11:13:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、スマホの画面交換を行い、あまりの金額の高さにぶっ飛んでしまいました。

 

その額、さんまんごせんえん也。

 

絶対に画面は割ってはいけないと、改めて思いました。

 

 

 

さて、今週は、実にたくさんの方々にお会いし、さまざまなことを気づかせていただいたり、学ばせていただいた一週間でした。

 

感謝感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、今日はその、いただいた知識や気づきを忘れないよう、ここに記していきたいと思います。

 

 

 

まずは、火曜日のCanon訪問。

 

ここでは、5Sや挨拶の大切さを学びました(詳細は以前書いたので割愛させていただきます)。

 

 

 

水曜日は地域で大好きな、尊敬・信頼している方と、そのお知り合いの方との会合がありました。

 

その時に言われたこと。

 

『もっと、介護以外のさまざまな人たちと交流を持ちなさい』

 

『何かを成し遂げたい時、そこに他者の協力を得たい時は、相手にとってのメリットとなるものを用意しなさい。加藤さんのやっていることは大切なことだし、これからの社会(地域)に必要なことだとも思う。ただ、人間はヤル気だけでは続かない。それに、何も相手にメリットを用意しないで手伝ってもらおうというのは、ある意味、傲慢とも取れるよ。』

 

ハッとしました。

 

確かに、人間関係は利害で成り立っています。

 

私が必要だと考えても、楽しいと考えても、それを他人に押し付けているつもりはなくても、無自覚とはいえ、正論を振りかざしてしまっているのかもしれない、と、考えました。

 

そして、メリットとは、“この人と一緒にいると何か自分に得があるかもしれない”という気持ちを持ってもらうこと。

 

その気持ちを持ってもらうには、私自身が、権力かお金を持たないと効果はない、と話を受けました。

 

うーん。当社の中でも一番給与の低い私には、何とも耳のイタイ話です。

 

その他に学んだことは、『ご利用者は介護事業者に弱い。介護事業者は行政に弱い。行政は議員に弱い。議員は住民に弱い』という図式です。

 

ここを常に念頭に入れ、各案件に対して、誰にどのように働きかけることが一番の効果があるかを、常に考えながら行動することが大切であると学びました。

 

その他にもたくさんのことを教えていただきました。

 

この出会いは、私にとって、大きな気づきをいただきました。

 

そして、この方自身、的確に実力を積み上げてきており、更に、今もなお、主体的に社会のことを考えながら自ら実践されている姿をみて、勇気をいただきました。

 

と、週半ばで、お腹いっぱいの状況になりつつあった私です。

 

 

 

木曜日は、スマホの画面が割れてヤサグレていましたが、金曜日は千葉県船橋市にある、特別養護老人ホームにお邪魔してきました。

 

この施設は、以前、虐待研修で関わりを持たせていただいたのですが、今年度の研修の中で、5回講師を担わせていただくこととなりました。

 

そして、初回に行う研修の打ち合わせをさせていただいたのですが、担当してくださったSさんと、介護についてやその他もろもろを、実に1時間半にわたってさせていただきました。

 

施設の理念を踏まえての職員に対する想い、その中で私に期待していること、その話から始まりました。

 

この施設は、『特養や介護のイメージを、正しい形で社会に伝えていきたい、そして、職員の質の向上を図り、自らが考えて行動できる職員に育てたい』という強い想いがあります。

 

私は、その考えに共感したこと、そして自分自身の行っている研修スタイルが、施設の目指す姿に貢献できると思ったため、受けさせていただきました。

 

話の中で、新入社員の話も出たり、最近の職員の傾向の話にもなりました。

 

そして、彼らの強みと、今後得てもらいたい部分を明確にし、今年度は職員の主体性を引き出すように、ということでまとまりました。

 

話をしながら、私自身、研修を通じてたくさんのものを学ぶことができそうだと思い、ワクワクしています。

 

資料はすでに作ってあるので、その中で、どこに力を入れて話すかを整理しながら、27日は頑張りたいと思います。

 

 

 

そして、土曜日は、とある在宅介護支援センターの管理者の方と、やはり教育についてと、ケアマネジャーの資質について話す機会をいただきました。

 

30分以上、立ち話でしたが、私はこの管理者の方の『相手の気持ちに想いを馳せる』姿を尊敬しています。

 

いやぁ、私の気のせいではなく、この方は、私と同じ匂いがします。

 

事業所は違えど、同じ地域でケアマネジメントができることを、嬉しく思います。

 

また、職能団体の委員会会議が夕方よりあり、こちらでも尊敬する理事と話をする機会を持つことができました。

 

 

 

今日、日曜日は認定調査を7件仕上げて、3月の経理を一気に行う予定です。

 

来週も月曜日から地域住民の会議や職能団体の会議があったり、日曜日まで休みなしの日が続きます。

 

その中でも、一つひとつの出会いや時間を大切にして、私自身にできることを全力で取り組んでいきたいと思います。

 

頑張りますよ〜。

 

 

 

皆さんは、素敵な方々との出会いを大切にしていますか?


2016-04-14 20:01:00

訪問をありがとうございます。

 

今夜は書類を作成しようと夜の時間を空けておいたのですが、ショックな出来事があったため、今、不二家でケーキを食べながら、このサイトを更新しています。

 

不二家。

 

たくさんの喫茶店がありますが、私の中ではコスパを考えた際、一番のお気に入りの場所です。

 

また、悲しい出来事とは、スマホを道端で落としてしまい(手が滑った)、画面にヒビが入ってしまったのです。

 

それ自体は何ともないのですが、ショックだったたのは、その後です。

 

それを帰社後、皆に伝えたところ、『早く買いに行け』と言われてしまいまして。

 

『環介護センターの加藤さんが、割れた画面のスマホを使っているなんて、他者の人が見たらびっくりしますよ。そんなみっともないのはダメダメ。早く買いに行ってください。』と言われてしまいました。

 

みっともないって、アンタ・・・。

 

『スマホの画面くらい良いじゃない。機能は落ちてないよう』と反抗してみたのですが、2対1で負けまして。

 

という訳で、明日は当社のお給料日なため、空いた時間に行くことにしました。

 

そして、一人、不二家の店内で、コーヒーを飲みながら、ヤサグレています。

 

はいはい、明日は買いに行きますよ(修理かもしれないけど)。

 

 

 

さて、今日は役割を持つことの大切さについて書いてみたいと思います。

 

キッカケは、4月より入社した三田さんと話をしていた時でした。

 

『自立支援って具体的にはどのような働きかけをしたら良いの?』というところから始まった話です。

 

 

 

私は、どんな時代でも、全ての人は、『自分が誰かの役に立っている』ということが、一番の生きる意欲や、やりがいを引き出すことができると考えています。

 

マズローの欲求5段階説でも記されていますが、今の日本は何だかんだ言っても、国全治としては裕福なわけで、物にも溢れているわけで、更に、『所属と愛の欲求』についても、既に地域や社会(家庭)の中で満たされていたり、はたまた、そこで満たされていなくても、介護保険を通じて、支援者との関わりで満たされていると思うのです。

 

若い世代だと、学校や会社という組織に所属しているので、そこで満たされることができますよね。

 

いわゆる引きこもり系の方々も、ネットを通じて、誰かと関りを持つことができます。 

 

 

 

すると、次は『承認の欲求』となるわけです。

 

この承認欲求について、高齢者の場合は、突然ハードルが上がると私は考えています。

 

いや、正確に言うと、自分で自分を承認できるようになることが一番理想的ではあるし、現役世代の人たちは自分の身体が思うように利く分、ハードルの高さは感じないかもしれません。

 

しかし、ご利用者は自身の身体機能を始め、たくさんの喪失体験をしています。

 

身体が利かなくなった、大切な人を失った、自分の役割が減った、役割があってもうまくできなくなったetc。

 

その状態から、自分自身を認める、自分の存在を認めることって、とてもとても難しいと思うのです。

 

ましてや、そのような自己肯定感の低い中で、『自分の存在が誰かの役に立っている』と自ら考えることは、相当困難だと思っています。

 

 

 

だからこそ、支援者が関わりの中で、ご利用者に尊厳を持って接し、『私は、ここにい居ていい人間なんだ』と感じていただくことが、大切だと思うのです。

 

さらに、そこから、諦めていた『自分自身で描くこうなりたい姿』を実現するために、もう一度頑張ってみよう、と感じていただくことが、生きていく上で、とてもとても大切だと思うのです。

 

その気持ちを自発的に持ってもらうために、寄り添ったり、働きかけをするのが、私たちケアマネジャーの役割だと思うのです。

 

 

 

そのために、できること。

 

興味を持って、ご利用者と接すること。

 

強みを見つけて、声に出して本人に伝えること。

 

ご利用者自身が、自分の中にある力に気づいていただくこと。

 

これが、自立支援の第一歩だと、私は思っています。

 

そして、ご利用者自身が自分の存在に自信を持ったり、認めることができた時、初めて『こうしたい』という描いている生活を聴きだすことができると思うのです。

 

 

 

最初から、それはうまくできないかもしれない。

 

ただ、諦めたり、自分たちの役割をルーティン化することなく、ご利用者に興味を持ちながら関わり続けて、ご利用者の言葉に耳を傾け、ご利用者の強みを伝えていくことができれば、いつか、自分から描いている姿を話してくれると信じています。

 

その時、その言葉を計画書に落とし、それを担当者会議で支援者に伝え、同じ方向を向いて、それぞれが役割を行っていく。

 

これが、私の考えるチームワークです。

 

 

 

居宅サービス計画書は、本来、そんなご利用者の『こうしたい』がたくさん詰まっている、大切な書類だと思うのです。

 

慌ただしさを言い訳に、私自身、マニュアル化したような計画書を作成することも多々ありますが、そんな話を三田さんとしながら、自身の支援を改めて振り返りました。

 

 

 

今、彼は、担当件数を増やすことより優先して、地域を知ることに取り組んでいます。

 

本当に頑張り屋さんです。

 

そして、とても優しく、話好きな方です。

 

当社に入っていただいて、本当に良かった。

 

心強い仲間です。

 

 

 

皆さんは、ご利用者の役割について、どうお考えですか?

 

私たちケアマネジャーの役割について、どのようにお考えですか?


2016-04-12 21:50:00

訪問をありがとうございます。

 

本日2回目の更新となります。

 

本当は、『役割について』を書くはずでしたが、どうしても、Canonさんのことを書きたくなってしまったので、ここでポチポチ打っています。

 

役割については、次回、書かせていただきます。

 

 

 

今日は、紡ぐ会に協賛してくださっているCanon本社にお邪魔してきましたが、これは、本当に勉強になりました。

 

15:30から5時間の滞在時間で、たくさんの学びをいただいたのですが、一番びっくりしたのは、社員の教育・マニュアルの徹底です。

 

 

 

来客を見かけたら、自ら挨拶する。

 

そして、その挨拶が素晴らしい。

 

1つのフロアはとても広かったのですが、奥におられる方まで、皆さん、自分の手を止めて挨拶をしてくださる姿には、驚きました。

 

エスカレーターですれ違う際にも挨拶を受けました。

 

これって、一朝一夕でできるものではありませんよね。

 

当社でもぜひ見習いたい部分です。

 

そのためには、まず、私自身が率先して実行していこうと決めました。

 

 

 

そして、フロア内の整理整頓の徹底にも驚きです。

 

私、実は、当社は環境の整備に関しては自信があったのです。

 

社員は一人1デスク持っていますが、退社時は、机の上を空っぽにして退社する決まりを作っています。

 

が!!!、Canonさんは、その先をいっていました。

 

社員のデスクがない。

 

あるのは長机。

 

席が決まっていないので、外出する際には、机の上は何もない状態になるのです。

 

机の下のゴミ箱もありません。

 

数ヶ所にゴミ収集ヶ所があるのですが、細かく分別されており、誰が見てもわかるように、細かく写真付きで解説まであるのです。

 

全体の色合いが茶色と緑であったら、私はそこで働きたいと、本気で思いました。

 

5Sを謳う企業は多いのですが、その徹底ぶりに参りました。

 

 

 

そして、食事の際に、今後の紡ぐ会の展開について、話をしました。

 

その時に、ケアマネジャーの離職率についての話から、宮﨑さんが言った言葉。

 

 

 

『人間って、バランスで成り立っているのよ、何事も。

 

感情についても、そう。

 

ケアマネジャーってご利用者の前で、いい人になるでしょ。

 

その反動を事務所で発散している人が多いんだよ。

 

でも、それは、発散の仕方を間違えている。

 

自分の問題を他人で解消しちゃいけないんだよ。

 

事務所の管理者や経営者が、そのあたりをキッチリ職員に落とし込めばいいだけの話なんだよ。』

 

 

 

この方は、本当にサラッと本質をつきます。

 

そして、発言は常に自分ごとなんですよね。

 

これって、すごいことだと思います。

 

だから、介護屋みらいさんは、12名もケアマネジャーがいて、離職者が一人もいないんだなぁ、ということを、改めて感じました。

 

そして、バランスの話を聴いて、そうだなぁ、と、考えました。

 

(ここに書いておいて、いつかこの言葉を使おうっと)

 

 

 

私は職場内の人間関係については、宮﨑さんの話した通り、自分のストレスを事務所内で発散することにもあると思うのですが、それ以上に、働く職員一人ひとりが、プロ意識と自尊心を持っているかも関係していると思っています。

 

これを書くと、とても長くなってしまうので、簡潔に書きます。

 

 

 

プロ意識を持っていたら、ご利用者との面接(やり取り)も、過度なストレスを感じなくて済む。

 

仕事として捉えることで、自分が攻撃されているわけではないことを腑に落とせるから(自分の役割を行ってという前提です)。

 

相手の話を客観的に捉えて、それに対応することができます。

 

ご利用者・ご家族の話に、主観で聴いてしまうから、さまざまな余計な感情が起こるのです。

 

 

 

自尊心を持っていたら、他人に攻撃されていても、自分自身を信じているから、強い。

 

また、自尊心を持っている人は、他人に対して、無意味な攻撃はしません。

 

自分を大切にできるから、他人のことも大切にできるのです。

 

 

 

なんやかんやで、さまざまな話をしながら、現在のケアマネジャーの課題や、今後必要であろうサポートについて、いろいろな意見交換をしました。

 

今回、Canonと紡ぐ会を繋いでくださったOさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、こうやって、話をしながら、みんなで真剣にケアマネジャーのことを考えることのできる環境があるというのは、とても幸せだと感じました。

 

 

 

皆さんは、ご自身の仕事について、真剣に話し合いのできる方はいますか?


2016-04-12 08:14:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日、関東では強い風が吹き荒れました。

 

それにより、桜の花びらが雨のように舞い散り、あっという間に花見の季節は終わってしまいました。

 

次は、新緑の季節ですね。

 

 

 

さて、今日は何について書こうか迷っていましたが、『価値観の擦り合わせ』について、考えてみたいと思います。

 

 

 

自分が誰かと考えが違うこと。

 

これは、他者と生活する上で、よくあることだと思います。

 

むしろ、全く同じ価値観の人はいないですよね。

 

その相手と価値観の違いを感じた時、どのように対応するかを、私はよく観察しています。

 

 

 

『あなたの考えはおかしい』と、自分の価値観を押し付けようとする人。

 

『私とは違う考え方なんだね』という感じで、自分とは合わない人とカテゴライズする人。

 

相手の価値観に興味を持ち、『なんでそういうふうに考えるんだろう?』と興味を持つ人。

 

相手の価値観を尊重しつつ、それと自分の価値観を擦り合わせようとする人。

 

 

 

正解不正解はありません。

 

そして、私は、相手と価値観の違いに気づいた時、その価値観の根拠(あぁ、ケアマネらしい表現になってしまいました)を確認しながら、自分の価値観と擦り合わせたいと思っています。

 

なぜなら、相手の価値観に興味を持つということは、相手に興味を持っているということに繋がるからと考えているから。

 

相手の価値観に興味を持つということは、相手自身を尊重するということに繋がると思うのです。

 

自分が相手を受け入れると、相手も自分を受け入れてくれる。

 

そうすることで、人間関係の輪って広がっていくだろうし、その中で良い関係が築けると思うのです。

 

そのことを繰り返すことで、自分自身の視野が広がり、多角的に物事を見ることができると思うのですよね。

 

逆に、一番苦手としているのは、『自分とは違う人』とカテゴライズされてしまうことです。

 

これは、非常に悲しくなります。

 

なぜなら、拒否されていると感じるから。

 

 

 

なんて書くと、カッコつけて、正論ぶっているように感じる方もおられるかもしれませんが、実は私、このことを常に気をつけています(時々忘れることもありますが)。

 

昔の私は、『白か黒か!?どっちなの!?』というタイプでした。

 

でも、それって、相手と価値観の違いが生じた時に、対立を生んでしまうのですよね。

 

相手と円滑な関係を築くためにコミュニケーションを取っているのに、そこで相手とケンカしてどうする?という・・・。

 

そんなことに気づいたのが、30歳になった頃でした。

 

 

 

まだまだ目指している姿には程遠いですが、私の中には『こうなりたい像』があります。

 

これは、余裕がないとできないこと。

 

そして、言葉を交わさないとできないこと。

 

本当に難しいですが、諦めずに根気よく、一人ひとり関わる人たちのことを知っていきたいと思います。

 

そして、その人たちの意見を否定することなく、受け入れることのできる人間になりたいなぁ、なんて考えています。

 

 

 

人って、本当におもしろい。

 

さまざまな環境でさまざまな価値観があり、それを抱えながら『社会』という集団の中で、折り合いをつけて生きている。

 

この歳になってようやく、その違いを楽しめるようになりました。

 

 

 

私たちケアマネジャーの仕事は、感情労働です。

 

だからこそ、『価値観の違いを受け入れる』ことは、とても大切なのではないかな、と思います。

 

 

 

次回は、『役割を持つことの大切さ』について書いてみたいと思います。

 

ちょうど、昨夜、新しく入った職員さんと話をしていた内容です。

 

 

 

皆さんは、関わる人との価値観の違いに、どう対応されていますか?


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