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訪問をありがとうございます。
当区だけかもしれませんが、2月の、ただでさえ日数の少ない日だというのに、この2日間で、2時間コースの研修が3つもありました。
集団指導、主任ケアマネ研修、区内の職能団体の研修。
区内の職能団体の研修は夜だったので良かったのですが、他は日中だった為、スタートダッシュを外した私は、何だか焦燥感に駆られています。
皆さんはいかがですか?
さて。
突然ですが、昨夜はちょっとした出来事がありました。
計画書にある『初回・紹介・継続』の考え方についてですが、通常の居宅サービス計画書の考え方は、皆さんご承知の通りだと思います。
ご存じない方がおられましたら、老企29号の通知『介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の掲示について』をご参照ください。
いわゆる要介護者の計画書については、私も理解をしているつもりだったのですが、要支援者のそれについて、昨夜は包括から連絡をいただきました。
もともと当社は予防プランを受託していないのですが、昨日より入社した職員が予防のプランを受託していた為、当社も2月より予防プランを担当することになったのです。
1月中に委託先の変更に伴う担当者会議を行わなくてはいけないということで、彼女が入社していない状態では、当然のごとく、私が予防プランを担当することになります。
そこで私は、介護も支援も一緒に考えて『利用者にとっては介護保険をすでに利用しているけど、当社を利用するのは初めて』だから、『初回・紹介』にチェックをつけたのですね。
すると、包括職員より『区の予防担当の〇〇さんが、継続が正しいと言っているから、書き直してください』と言われました。
曰く、介護予防の場合は、委託先が変更しようがどうしようが、利用者と契約している包括がある限り、『継続』だというのです。
うん、確かに☆
それで話が終われば問題はなかったのでしょうが、ある一言が私のモヤっとを生んでしまいました。
その言葉が、『〇〇さんが言ったから』。
いやいや、〇〇さんの言葉って・・・。
包括が、どういう根拠でそういうチェックになったのかを理解して、説明できなきゃいけないでしょう。
と、思いましたが通じず。
判断根拠を確認することができませんでした。
そして、こういうことにはなぜかスイッチが入ってしまう私。
早速、根拠を調べてみました。
以下、東京都福祉保健局の出している『東京都介護支援専門員業務の手引(予防編)』から、抜粋します。
<「初回・紹介・継続」欄>
... 当該利用者が、当該指定介護予防支援事業者又は当該委託を受けた居宅介護支援事業者において 初めて介護予防事業及び予防給付を受ける人は「初回」に○印を付ける。
... 介護予防事業を受けていたが、予防給付を受けるよう紹介された場合、又は、予防給付を受けて いたが、介護予防事業を受けるよう紹介された場合は「紹介」に○印を付ける。
... 介護予防事業を受けており、今後も介護予防事業を受ける予定、あるいは予防給付を現在受けて おり、今後も予防給付を受ける予定の場合は「継続」に○印を付ける。
なんだか、要介護とは違う考え方なのですね。
一緒なのは、『どちらも利用者目線で考える』ということであり、これを読んだ限りでは、ものすごくシンプルに、『介護保険を利用したことのある人は、どの包括に変更しようが、どの委託先に変更しようが、介護保険自体の利用という観点から全て継続』と読み取れるのは、私だけでしょうか?
思わず、包括勤務経験のある知人に電話して根拠の確認を行ってしまいました。
そこで改めて解釈を確認し、同じ見解であることを確認したのですが、結局最終解釈は保険者によるとのこと。
とりあえず資料を印刷し、本日の社内勉強会で共有しましたが、なんだか腑に落ちませんでした。
わかったようなわからないような気持ちなので、近いうちに区役所窓口に直接解釈を確認してこようと思っています。
そこで改めて感じたのですが、介護保険って変な保険者ルールがたくさんあるということです。
いや、正確には、まことしなやかに流れる『保険者がこう言っていたよ』という噂というか 。
何だか年々、帳票重視の流れが強まっており、ケアマネジャーの向いている方向が『書類作成』になっていると感じるのは、私の気のせいでしょうか?
皆さんは、判断に迷った時、根拠を確認していますか?