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フィロムジカとの再会、そしてアイヴズ!
第50回記念演奏会への客演指揮の依頼を頂き、
喜んでお引き受けしたのですが、
京都フィロムジカ管弦楽団については、
すごく昔の音しか知らないので、
どんなオーケストラに成長しているのか、
再会がとても楽しみです。
もうひとつの楽しみは
演奏会のメインが
アイヴズの交響曲第2番だということ。
この曲を指揮できる日がくるなんて・・・
すごく嬉しいことです。
今は亡きアサクラのお母さんの
「アイヴズの森へ分け入ろう!」という企画で、
数々のアイヴス作品を指揮させてもらいましたが、
僕の中でのアイヴズ作品指揮の
集大成となる演奏ができるかもしれません。
アサクラのお母さん、くにおみさん、
アイヴズ作品をたくさん共演してくれた
早逝した天才ヴァイオリニスト暢!
・・・・天国から応援してくださいね!
素晴らしく反応の良いオーケストラ・・神戸大学交響楽団
今日の練習場所、灘区民ホール
家の近くのJR駅「桂川」から電車に乗って、
もっと早く行けるのだが、
ややゆっくり乗って約1時間。
六甲道で降りる。
JR京都線から神戸線に変わる。
西宮を過ぎたあたりから景色が変わる。
海が見える街に近づいているんだという高揚感。
今日のリハーサルで、
彼らは素晴らしい反応を見せてくれた。
ボロディンでは、大切な音を大切な音として伝えること。
立体的なリズムをホール上部の空間に響き渡らせること。
ハープと仲良くなること・・・
ブラームスでは、フレーズに相応しい空気感を創ること。
特に素晴らしかったのは、
第2楽章の室内楽的なアプローチを試みた時の空気だ。
自然で美しく、まるでブラームスのピアノのまわりに座って、
弦楽アンサンブルを楽しんでいるかのような音を出した。
これはどの大学オーケストラに対しても同じだけれど、
今後、過去の話はなるべくしないようにしよう。
大切なのは、今目の前にいる団員さんなのだから。
合奏するたびに今までに経験したことのないような
新しい音と新しい感動を見つけたい。
反省とともに、自分も進化したい。
きっと、最高のコンサートになる。