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2022-04-11 08:00:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、午前中に感染者の方2件に食糧支援を配達してきました。

 

これは先月から行っている取り組みで、区のフードバンクを取り扱っている方と連携し、東京都から食料配布があるまでの『つなぎの食料』を配達しています(1人暮らしの多い地域ならではの支援だと感じています)。

 

この活動の真の目的は、『配達を通じて助け合いの輪を広げる』ことです。

勝手におせっかいをしているわけですが、ポチポチ依頼が来ることを考えると、そう無駄な活動でもないと感じていると同時に、このような活動の重要性を実感しています。

 

 

 

 

『できる範囲でを楽しめることを』をモットーとする地域活動は、個人の主体性を尊重しています。

 

これは、行政が予算も後ろ盾もしてくれる町会などと違い、後ろ盾も予算もない中、活動を行うということです。

 

同じ考えの仲間を募り、出来る範囲で活動を行う。

 

この、社会の多様性や不確実性が高まっている中で、あまりに個人の『主体性』という不確実なものに頼りすぎるのは、今の社会では危険な気がしているのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

多様性という視点で社会を捉えた時、実は行政というシステムで動く支援よりはNPO法人など地域活動の方が、きめ細やかな対応が期待できます(制度に人を当てはめるではなく人に必要な支援をするという感覚)。

 

一方で、不確実性が高まる社会では、個人の善意にも限界が見えてしまいます。

 

本当は、行政と町会/自治会などのように、行政と地域活動団体がつながることができれば一番良いのだろうけど、なかなかそれも叶わず、素晴らしい活動を行っているにも関わらず存続の危機に陥っている団体もチラホラ見かけます。

 

また、構成メンバーの高齢化により負担をこれ以上増やせない為、出来る範囲を縮小して活動をしている方々もおられます。

 

 

 

 

地域を豊かにすることを願った時、一番に大切なものは『人』です。

 

当区では個人でボランティアや地域活動を学習できる支援はあるのですが、人と人をつなげたり、既存の活動をしている方々のノウハウを後人に伝える仕組みが当区にはありません(俗人的な繋がりとなっている)。

 

行政の方々は、地域の現状を良く理解しており、出来る限り寄り添った対応をしてくれますが、仕組みがない以上、できることは限られている現状があります。

 

これは非常にもったいないと思うと同時に、テクロノジーの進化を加味しながら、10年後20年後を見据えた地域づくりを真剣に考え、人を育てる仕組みを構築することが地域満喫の課題であり、ここがクリア出来たら地域はもっともっと豊かになるのではないかと考えました。

 

皆さんの地域では、持続可能な助け合いの体制がつくれていますか?