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訪問をありがとうございます。
今日は、2年前に購入した自分のパソコンと格闘していました(パソコンに対しては『格闘』という表現がぴったりな気がしています)。
夕方から社内勉強会で報酬改定の共通認識を図り、夜は、職能団体会議で21時までじっくりとケアマネジメントの質の可視化について話し合われました。
いやぁ、こういう場に参加するたびに『あぁ、ケアマネジャーは専門職なんだなぁ』と感じます。
一方で、最近のSNSなどを観ると、制度の批判が多く挙がっており、なんとも残念な気持ちになります。
昨今、制度の不具合に対するストレスのせいか制度の不満が多くあがりますが、具体的な改善策を伴わない不満に関しては、正直、私は興味がありません。
不具合があれば厚労省に意見として上げればよいだけの話で、それを現場職員に話しながら感情を煽るという状況に嫌気がさしてるのかもしれません。
そんなわけで、今日は『現場の声を届ける方法』について書いてみたいと思います。
これは私の持論ですが、『どうにもできないことをどうにかしようとしない』というものがあります。
諦めとかではなくて、物事(事象)のどうにもできない部分に不満を感じたとしても、どうにもできないんだったら文句言っても仕方ないじゃん、という感覚です。
それよりは、与えられた状況の中で、最高のパフォーマンスを出すために、何をしたら良いかを考える方が好きというか。
もっと言ってしまうと、『文句は提案として挙げたほうが相手に刺さるよ』というか。
で、今回で言うと、『制度の不具合』についてですが、これは、具体的にその決定に対してどういう悪影響を受けているのかや、改善の余地を思いついたらそれも併せて『物事を決定する機関』に、ダイレクトに声を挙げていくしかないと感じています。
介護保険制度に関して言えば、厚労省ですね。
サイトに『国民参加の声』というものがあるのでそこに書き込むとか。
例えば、地域の複数で制度の不具合に関してモノ申したい時があれば、それを連名で投稿しても良いし、団体で声を挙げても良いのですが、とにもかくにも、『不満』というものが生じた時は、それを深堀りし、どの部分にどういう不具合があり、それによって誰が困っている(迷惑を被っている)を明確にしないと、いつまでたっても解決はされないんですよね。
不満の表情は美容にも良くないし、感情は伝播するから周囲に与える影響も良くない。
そんなわけで、今回の法改正・報酬改定についても、『制度の不満があったら声にあげて出した方がよいよ』と思うわけです。
ちなみに、これはどのくらいの方がご存じかわかりませんが、役所に介護保険関係の意見をあげる時の方法です。
役所の場合は、まず介護保険課に『相談』という形で交渉しながら不満を改善することがあるかと思いますが、それをスルーされてしまった場合。
その場合は『広報広聴課』に、『介護保険課でこういうことを伝えたのにスルーされたんだけど』と、苦情相談することができます。
ここに相談することで、介護保険課が『聴いてないよ~』というなかったことにはできませんから。
私自身は広報広聴課には苦情という名の相談をしたことはありませんが、都民の方々の相談対応時にはご案内させていただいています。
とはいえ、一番良いのは『状況を踏まえて地域の仲間とどう対応するかを話し合い、同じ方向を向いて活動する』ことが、一番良いと感じています。
地域包括ケアの推進が掲げられてから、年々、各個人や企業が単独で頑張るのではなく、『地域全体で考え取り組むこと』が強化されていると私は感じています。
そのため、『これからは規範的統合だよね』ということをしつこく書いているのですが、これが本格的に強化されると感じています。
その理由は、保険者の機能強化に表れているのですが、国はより、保険者に対してインセンティブをつけることで、保険者間の競争意識を煽っています。
それが良いことなのかは置いておいて、大切なことは『地域包括ケアに対して取り組まないと地方交付金を削減される➤介護の財源が苦しくなり手厚いサービスを受けることができない』といものです。
『保険者のことだから私には関係ない』ではないのです。
保険者がじり貧になると、結果、自分達の地域の資源がなくなり、市民にとっては大きなダメージになるのです。
そんなわけで、今回も改正・改定のポイントは『地域間のつながり強化』であり、それを実現するためには、地域のケアマネジャーや事業所がとにもかくにも交流できる機会を確保することが大切であり、不満を言うよりは『現状を踏まえてどう行動するのが良いかな?』ということを考えたほうが、良いと感じています。
皆さんは、日々の支援や何かで不満を感じた時、どうやって解決していますか?