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2021-03-02 20:55:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、午前中に地域仲間が来所し地域活動をするところにお邪魔させていただき、午後は事務作業をしつつ、夜は中小企業家同友会の例会準備に参加をさせていただきました。

 

事業経営のことを考えると勇気がいりましたが、思い切ってケアマネジャー業務を最小限に抑え、地域活動に舵切りしたことは間違いではなかったと実感している今日この頃。

 

同時に、しっかりと事業を運営してくれ、環境をつくってくれている仲間に感謝の気持ちを実感しました。

 

 

 

 

さて、今日は先週末に更新した『知識と技術と倫理観』の倫理観、職業倫理について考えたいと思います。

 

そもそも『倫理って何だよ』と思われる方もおられるかもしれませんが、倫理とは『倫(ひとの和)と理(ことわり)』と、読んで字のごとく『仲間間での決まり事・守るべき秩序』を指し、社会生活を送る中で、日常生活の中で身に着ける姿勢や規範のことを言います。

 

一方、職業倫理とは、『各分野の専門職固有の自律的行動規範』を指します。

 

専門職の領域は一般人には分かりにくく、不正を起こしたとしてもそれを見抜くことは困難です。

 

だからこそ、専門職は自身の職業の中で『規範的行動』を定め、その規範に則って業務を遂行することが求められているというわけです(それがベースにある為、社会的に専門職として認知されるわけです)。

 

 

 

 

ただ、この倫理には一つ問題があります。

 

それは『自律的な規範である』ということです。

 

つまり、倫理には強制力がないため、各人が『自分の判断で倫理を守っていても守っていなくても罰則はない』ということです。

 

それを補完する形で制定されているのが、倫理を明文化し守らなければ罰則とセットにして表記してある『法』になります。

 

各人の自律的規範的行動に委ねつつ、社会で『これだけは守らないとダメだよね』という部分を法令化するということなのです。

 

倫理で制御しきれない部分をカバーする役割を担っているのですね。

 

とはいえ、法令で完ぺきに守るべき規範を網羅することは困難なため、そこは各人の『自律的規範』に委ねているわけで。

※ちなみに、法令とは、法律(国会制定)・政令(内閣制定)・省令(担当大臣制定)の3つを含む概念のことを言います。

 

 

 

 

このように、倫理と法令はお互いに補完し合う役割を担っていて、倫理が低下すれば法令は厳しくなります。

 

まとめると、職業を含む倫理というのは社会的秩序を守るための予防的役割を果たすものであり、それは個々人の自律的遵守によって機能し、法は起こった出来事に対する後追いのような対処的役割を果たします。

 

このことを理解すると、介護保険制度が行う3年に1回の改正内容は、過去の『職業倫理から外れた行動』に対する規制をされていることもわかっていただけると思います。

 

そう考えると、『ルール(法)にないからやってもいい』『法を順守しているからそれで良い』という考えは良くなくて、社会に認められた専門職として『職業倫理』に基づいて行動することが、いかに重要であるかはご理解いただけたかと思います。

 

 

 

 

・・・ってか、今、

 

こ ん な に 熱 く 語 る 私 は 、 何 者 だ よ

 

って思っちゃいました。

 

いや、何ものなんでしょうね。

 

だれか教えてください☆