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2021-02-22 18:28:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、午前中に地域活動の方々と活動をしつつ明後日の職能団体基本研修の講義内容をまとめつつ、午後は、障がい者支援者と高齢者支援者の談話機会である『対話から始めよう』のメンバー拡大に向け、様々な方にお声掛けをしていました。

 

いやぁ、やっぱり私は地域で活動することが大好きだなぁ~と改めて実感すると同時に、一緒に楽しみながら話に乗ってくれる仲間がいることをありがたいと思いました。

 

感謝感謝です☆

 

 

 

 

さて、今日は、昨日受講したオンラインイベント、『東京ホームタウンプロジェクト』で得た気づきや学びについて書かせていただきます。

 

これは、東京都福祉保健局が『活発な企業活動や、豊富な知識・経験を持つ多くの人材など、東京の強みを生かした地域包括ケアシステムの構築を進めるため、平成27年に開始した事業』です。

 

堅苦しい言葉での説明になりましたが、具体的には『プロボノ』による地域活動の運営基盤強化や、新たな活動の創出に取り組む区市町村等への支援、情報発信や、大学までこさえて本格的に活動をしています。

 

私は4年前にこの存在を知り、以降、ちょいちょいイベントには参加しながら勉強をさせていただいています。

 

興味のある方は、下記のリンクでご確認ください☆

https://hometown.metro.tokyo.jp/

 

 

 

 

・・・で今回のイベントですが、『東京ホームタウン大学2021』というタイトルで、11時から18時半までという、なんとも長丁場なイベントでした。

 

正直、参加をするまでは『休日にこんな長時間、視聴できるかな・・・』と不安だったのですが、いざ参加をしてみると、どの発表もとても魅力ある内容で、ぐいぐい話に引き込まれつつ、あっという間に時間が過ぎていきました。

 

様々な大学生の発表や分科会もありましたが、その中でも今回は、基調講演をされた京都大学の近藤尚己先生、トークセッションに参加された西智弘先生と広石拓司さんとのやり取りから得た学びについて書かせていただきます。

 

 

 

 

近藤先生は医療従事者なのですが、とある医師からの『せっかく治療した患者を、なぜ病気にした環境に戻すのか?』という問題定義をうけ、地域と健康についての研究を始めたと話しておられました(『確かに!』と思った)。

 

そして、『誰も置き去りにしない地域づくりが必要で、そのポイントはつながり。個人のつながりと社会でのつながりの2つから考えることが大切』と話をされていました。

 

その後、つながりと健康の関係性について講義をされた後、『健康に過ごせる環境が整ってから健康づくりに取り組むことができる。だから地域包括ケアシステムは重要である』という形でまとめていました。

 

その後、いよいよトークセッションに入ります。

 

ここでは、おもしろいフレーズを聴くことができました。

 

 

 

 

それは、『リンクワーカー』という言葉です。

 

これは、医療と地域活動団体をつなげる役割を担っている人を指すと説明しており、話を聴きながら『いわゆる生活支援コーディネーターかなぁ』なんて思いながら話を聴いていました(あ、江東区は生活支援コーディネーターは1層不在で、2層を社会福祉協議会の職員が担っています)。

 

ちなみに、このトークセッションでおもしろいのはここからです。

 

近藤先生・西先生・広井さんともども共通して話していたのが、『とはいえ、リンクワーカーが前面に出て役割を担うより、地域課題を中心に据えて、まずは専門職としてではなく、一住民として参加し、やり取りの中で専門職が活かされることが大切だよね』という内容を話されます。

 

これ、大共感です!!!

 

これは悩ましい部分ですが、役職が明確になると、ついつい地域課題に気づいた人たちは、『役割を担う人につないで終わり』となりがちです。

 

そうではなく、リンクワーカーは『様々な団体が活動している意味を聴き、団体同士をつなぐことが重要』と思うのですが、全く持って同じことを話している姿を観て、地味に嬉しく感じました。

 

 

 

 

また、新たな気づきとしては、サラリーマンの定年後の居場所と役割をどう創れるかが重要と話しており、そのポイントとして『生活導線上でつながる』を意識してデザインすることが大切だと話していました。

 

例えば、スーパーだったり公民館だったり図書館だったりと、いわゆる町会などだけではなく『地域に住んでいる人が活用する場所に居場所や活動紹介を掲示すること』が必要だと話していました。

 

話を聴きながら、結局、心の距離をどれだけ縮められるかがポイントになるわけで、同時に、専門職も専門職としてではなく、まずはそれ以前の『地域の住民』として地域に参画し、その中で専門性を発揮するスタンスが、これからは求められていくという内容を聴き、まったくもってその通りだなぁ~と感じました。

 

同時に、このイベントは600名以上の方が参加しており、改めて、これだけの仲間がいる中での地域活動を行うことの、心強さを感じました。

 

もう、気持ちは『オール東京』の視点です(笑)

 

 

 

 

そんなわけで、休日は不要な興奮状態(?)でいた私。

 

夜中まで、イベントを振り返りながら、一人で妄想を広げてはニヤニヤしていたら、見事な寝不足に陥ってしまいました(まぁ、明日は祝日だから良いか)。

 

皆さんの地域でも、様々な活動があると思います。

 

改めて、団体同士の関係性やつながりや関係性を考えてみてはいかがでしょうか?