インフォメーション

2021-02-01 08:00:00

きっかけ☆

 

訪問をありがとうございます。

 

今日から2月ですね。

 

昨年から1つ決めていたことがあるのですが、今日から『できるだけ毎日サイトを更新する』ことをもくろんでいました。

 

土日など毎日は無理ですが、平日は毎日更新できるよう頑張ります☆

 

いや・・・平日毎日更新できるのかかなり不安ですが、目標とします。

 

 

 

そんなわけで、久々の更新に伴い、何を書こうか迷ったのですが、今日は原点回帰をして『ケアマネジャーってなんにためにいるんだっけ?』ということを書いてみたいと思います。

 

その前に、介護保険制度についての確認です。

 

介護保険制度の目的は、介護保険法第1条に書かれています。

 

要約すると、『加齢によって介護が必要な状態になっても、尊厳を保持しながら、その有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるため』にあると書かれています。

 

つまり、『年齢を重ねても、自分らしく主体的に毎日を過ごすための制度』ということになります。

 

また、介護保険制度では『自立した日常生活を営むことができるように』と初っ端に謳っていますが、実は『自立の明確な定義』はありません。

 

しかし、介護保険法第1条や2条第4項や第4条などを読むと、明確な自立の定義はないものの、介護保険の目的や説明から『自立とは、支援が必要な状態になっても、主体的に自分らしく生活すること』であることが分かります。

 

十年以上前に流行りましたが、『じりつ』とは、自立と自律の両方を指すわけですよね。

 

 

 

 

その『自分らしく過ごす』ための手段として、利用者は様々なサービスを利用するわけで、それは『利用者自身が“こういう生活を送れたら良いな~”と思い描く生活』と、現状の乖離を埋めるために主体的にサービスを利用することが、介護保険の正しい利用の仕方になります。

 

そして、その伴走者として、時に利用者に寄り添い丁寧に質問を重ねながら、利用者自身が自分の思いを整理・言語化するお手伝いをしたり、必要な時に必要な情報を提供し、利用者自身が自分の描いている日常生活を実現するための手段を選択できるためのお手伝いをしたり、その『思い描く日常生活』を具現化するために、支援者チームをまとめながら調整する役割がケアマネジャーなわけです(長くてすみません)。

 

介護保険制度が3年に1回法改正・報酬改定がなされる中で、ルールの変更に振り回されたり、ルールを遂行する多忙さの中で、つい本来の自分の役割や介護保険の目的を忘れてしまいがちになりますが、介護保険制度の目的は20年間変わりません。

 

つまり、介護保険制度とは『いくつになっても前向きに生きるための制度』であり、私たちケアマネジャーは『その伴走者』としての役割をになっている。

 

ここは、介護保険制度創設時より変わっていないということを、先日、改めて実感しました。

 

 

 

 

ケアマネジャーの役割は伴走者。

 

だからこそ、利用者が『思い描く日常生活像』を作れないまま、困りごとだけ聞いてサービスを紹介するのはなんか違うし、ましてや、生活状況を聞いて(アセスメント)ケアマネジャーが『勝手に課題を推測して支援をつなぐ』ことは、もっと違うと思うわけです。

 

ケアマネジャーのかかわり方で、利用者の終末期は大きく左右されます。

 

役割と責任に対して待遇で満足が薄い状況であることも分かりますが、それでも、利用者との関わりの中で、利用者の自尊心を育んだり『あなたに出会えてよかった』と言っていただけるような関わり合いができるように、日々、できる範囲で地域の仲間と協力しながら研鑽していきたいものです。

 

改めて振り返ってみて、ケアマネジャーを楽しんでしていますか?