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2020-01-15 21:59:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、14時から当区ものづくりブランド認定式に出席させていただき、その後、16時から過去の受賞者含めて交流会に参加(今年度の受賞者含めて42社あるとのこと!)し、18時から地域の方々との小さな新年会に参加しました。

 

13時に昼食を摂り、16時から21時までずっと食べっぱなしだった私☆

 

あぁ、体重計にはここ何年か乗っていませんが、とてもとても怖いです…。

 

 

 

 

さて、今日一番心に残った話は、最後に参加した小さな新年会での話です。

 

多分ですが、私は70代以上の方々とのコミュニケーション率が異常に高いです。

 

そして、そんな自分を幸せだと思います。

 

なぜなら、彼らはたくさんの知識と経験を持っているから。

 

好奇心の塊である私は、様々な方から見た景色の話をたくさん聴くことで、過去の事象をできるだけ正確に捉えたいという欲望があります。

 

そして、そこから様々な妄想空想に耽るのです♡

 

 

 

 

そんなわけで、今日もたくさんの話をしたのですが、今夜のメンバーの尊敬しているところは、『自分の意見を絶対視していない』ところです。

 

以前、ふとしたことから、『自分の考えを絶対とする正義は危険だよね』という話をした際に同意してくださった方々です(いや、意外に自分の正義を絶対とする方って多いのです)。

 

自身で軸は持ちつつも、他人の意見も自分と同じように大切にする方々との交流は、本当に学びも多くて得るものがたくさんあります(ありがたい!)

 

で、今夜は先日ニュースで取り上げられていた、渋沢栄一さんの『論語と算盤』から話を展開させていただきました。

 

 

 

 

そのニュースでは、若い方々から私と同年代のコメントが多いのですが、彼らは渋沢栄一さん自身と、彼の主張する『論語(道徳)と算盤(経営)は相容れない存在ではないとし、バランスが大切である』ということに、大絶賛・共感の嵐でした。

 

で、ですね、私はその風潮にちょっと違和感を感じたわけです。

 

『ここで共感している方々のどれだけが、本当の意味の道徳を知っているんだろう???』と。

 

 

 

 

道徳って、時代と共に変わるものもありますが、普遍的なものもあります。

 

渋沢さんが書いている道徳は後者なのですが、それは、『親や年配者を敬いなさい』とか、『みんなのためを考えて行動しなさい』とか、『信頼を得る行動をとりなさい』とか、『良心的に生きなさい』とか、そういう日々の基本的な心掛けのことです。

 

ちなみに、私が本当の意味で道徳を腑に落として理解できたのは、就職して年配者(当時は明治生まれの方々もたくさんいた!)と接してからです。

 

多分、高齢者と関わる仕事に就かなければ、本当の意味の道徳を学ぶ機会はなかったと思うのです。

 

そんな振り返りをした後、改めて現在の社会の状況を観察すると、『親は友達』であったり『年配者をオジサン扱い(ウザい)』したり、『ネットでは複数のアカウントを使いこなす』であったり、『個人主義と自己責任が進んでいる』状況。

 

さらに言えば、SDGsや社会貢献やジェンダー問題(人権)等々、なんとなく『良いことしているな感』満載の言葉はたくさん出ていますが、大半がキラキラしたインスタ映えする取り組み系であり、それらを否定するつもりはないのですが、基本的な道徳を意識し生活していたら、わざわざ彼らが声高に主張する必要はないのではないかと思ってしまうわけで。

 

つまり、今の方々にとっては、『道徳の実践』と『社会課題の解決』がイコールになっていないのではないか?ということです。

 

 

 

 

で、そんな話をお二人にしたところ、第一声は、『あぁ、彼は下半身をみないで上半身だけだったら素晴らしい人だよね』という返答が返ってきました(確かに…)。

 

で、道徳の話をすると、『確かにそうかもね。今は知識人のある人は昔より多いかもしれないけど、物事を疑ってかかったり自分の頭で考えたりすることができる人は減っているからね』とのこと。

 

道徳を実践している人から経験値に基づき教えてもらうのと、いわゆるネットで『道徳』と調べて出てきた文字を読むのとでは、同じ『道徳』という意味を知っていても、腹落ち度は違うかもしれないということに気づき、なんとなく感じていた違和感が払しょくされました。

 

なるほど☆

 

 

 

 

最近の社会貢献が、ボランティアからイベント化しているのは時代の流れで、それは道徳の変化している部分なのだと思います。

 

そして、変わらない部分の道徳に関しては、できれば道徳を実践している世代の方々から直接話を聞く機会が私たち以下の世代にあったら、もっと今より優しい社会になるのではないかな、と感じたのでした。

 

いやぁ、本当に楽しいですよ☆