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2019-12-08 18:39:00

訪問をありがとうございます。

 

一昨日の『地域交流サイト制作交流会』ですが、おかげさまで大盛況の中、滞りなく終えることができました。

 

改めて、ご参加いただいた方々、ご協力をいただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

それと同時に、今後は、規模を小さくしてでも、定期的に団体ごと、課題ごと、団体と地域企業など、交流機会を設けていきたいと思いました。

 

 

 

 

さて、以前から私は気になっていることがあるのですが、それは、地域ではたくさんの『ボランティア養成講座』のようなものを開催しているのですが、そこから、実際の活動に紐づいていないということです。

 

それもあって、サイトという形で一人でも多くの人が、地域活動を通じて自分に合った居場所を持つことができるよう、布教を行っているのですが、これはなかなか難しいところでありまして☆

 

調べただけでも当区では3つの期間で『ボランティア養成講座』を提供しており、そのうち2つは『60歳以上限定』となっています(緑化やまちづくりなど各分野のボランティア養成講座を入れると、相当数の講座があります)。

 

これ、どうにか年齢の撤廃をして、子どもから高齢者まで一緒に学べる機会を持つことができるよう発展しないかなぁ~、と、勝手な願望を持っています。

 

 

 

 

といっても、現在取り組んでおられる方々を否定するものではありません。

 

むしろ、各々の取り組み機関にお話をうかがうと、それぞれが素晴らしい理念と目的意識をもって、取り組んでおられます。

 

ただ、単純に行政主導になると、どうしても年齢や分野別の講座(縦割り)になってしまうので、致し方ない部分があるのですが、これを『仕方ないよね』で済ませるのではなく、対抗勢力をつくって反論するではなく、何とか講座受講者自身が主体的に、活動の担い手に発展するような仕掛けをつくっていきたいと思うわけで。

 

それを実行するために、サイトを構築したのですが、これだけでは不十分で、サイトと交流会と紙ベースの機関紙が必要ということを、改めて実感しています。

 

まずは、区民の声をパブリックな場(サイトや交流会)で集約する。

 

そして、それをもって、区議会議員や行政に新たに『縦割りの行政機関をつなぐ課』というものを提案しようと、勝手に目論んでいます。

 

それは、当区で言えば『地域振興部』と似ているかもしれませんが、地域の子ども、障がい(児)者、元気な人、高齢者など皆をつなげ、さらに防災やまちづくり等も含めて掛け合わせるという、『人とコトをつなぐ課』というイメージです。

 

 

 

 

実際にこれを実践している市区町村はあるので、当区でもできないわけはないと思うわけで。

 

縦割り行政でいる限り、どんな物事も行政主導になってしまい、点の活動から抜け出すことができない。

 

これが、全体を見据えたまちづくりができずに、行政に責任の所在を求めてしまうという、スパイラルが生じてしまっている。

 

別に、行政がどうこうとか、区民がごうこうというわけではなく、『そろそろ横軸を通す機関があってもよい』と思うのですよね。

 

 

 

 

私自身、高齢者の支援に対応しているため、マニアックな情報になりますが、2年前から政府は全保険者に順位をつけ、『地域包括ケアシステムに積極的に取り組んでいる市区町村には、インセンティブ交付金を与える』ということを始めています。

 

で、61項目を読んだのですが、結論から言うと、政府の作った点数を上げるための取り組みしかしていない自治体は、地域包括ケアシステムの完成ができないと、私は感じています。

 

なぜなら、取り組みに全体像が示されていないから。

 

そして、行政だけで課題を解決しようとしているから。

 

福祉部の担当者が、各項目を関係機関で割り振り、縦割りのままで対策を創り取り組んだところで、その全体像は地域包括ケアのゴールには程遠いだろうと感じています。

 

本当に必要なのは、行政が区民に対して『希望(描いているビジョン)』を語り、その解決策を示しながらポジティブな内容を広めること。

 

説得ではなく、『互いに協力した方が自分達にとって有効なんだよ』というメリットを示し、議論するための場を提供すことだと思っています。

 

つまり、行政書士事務所主導ではなく、区民を上手に巻き込みながら、一人でも多くの人に『自分事化』してもらいながらまちづくりに取り組むことが重要なわけで。

 

そのための丁寧な布教活動が、一番今の行政には求められていると感じています。

 

 

 

 

地域活動やまちづくりに関わっていると、一番聞く言葉が『まちはみんなつながっている』です。

 

子どもから高齢者まで、障がいの有無も含めてつながっている。

 

だからこそ、全体を俯瞰して現状を把握し、その中で最適の方法を考えていく必要があると感じた交流会でした。

 

そして、行政がそれを取り組めないのであれば、民間の柔軟さで、まずは成功事例をたくさんつくっていこうと考えています。

 

これからも皆様のご協力をいただきながら、楽しく取り組んでいこうと思っていますので、何か良い案があれば、どしどしご連絡いただけたらと思います(最後は他力本願で終わる私)☆