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2019-08-04 08:37:00

訪問をありがとございます。

 

昨夜はいつもより早めに帰宅したのですが、子ども達は友達と花火祭りに行って不在。

 

夫は、仕事で不在。

 

そんなわけで、一人でビデオ屋さんに行き、大量に漫画を借りてきた私です(少年漫画)。

 

 

 

 

さて、一先日、介護職員8万人ので形成されている『日本介護クラフトユニオン』が職業意識実態調査を公表し、その中で、介護職員の72.2%の職員が『働く上での不安がある』と答えたというニュースが流れました。

 

具体的には、『自分の将来のことが不安(51.6%)』『利用者に適切なサービスができているかが不安(35.3%)』『仕事中の事故が怖い(19.5%)』だそうです。

 

また、同時に、80%の職員が『働く上での不満がある』と答えていたと言うことで、その内訳は、『賃金が安い(53.7%)』『仕事量が多い(39.0%)』『連休が取りにくい(26.2%)』となっているそうです。

 

で、ですね、この公表内容の基となるソースを調べたのですが、どこにも掲載されていないため、今回はアップすることができませんでした。

 

 

 

 

個人的には、7月26日に開催された資料が、介護業界の現状を把握する参考になっています。

 

【介護人材の確保・介護現場の革新(参考資料)】 

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000531297.pdf

 

何事も、ソース元を調べることは大切ですが、ユニオンの公表した『不安』については、特に介護業界に限った話ではなく、現時点で生産年齢世代全体が感じていることだと思っています。

 

もとい、全業界の中で観たら、介護業界は比較的不安が少ないのではないかとすら感じているというか。

 

同時に、不安が『利用者本位が叶っているか』という意見が2位になっていたのは、専門職仲間としてとても嬉しいと感じました。

 

 

 

 

報酬に関しては、正直、社会全体のバランス(社会保障費や高齢者人口等)と現時点での報酬のバランスを考えた時、今の報酬は妥当だとも感じており、これを上げるには、国民が納得するだけの『自分たちの専門性の発揮』が必要になると感じています。

 

そして、それをどのように打ち出すのかを、静観していきたいと思います。

 

・・・というのも、こういう情報を受けて、一見、正義のヒーローを装った『介護職の給与上げろ主張』は出てくると思います(職員の不満につけ込んで、心地よい主張をしながら共感を増やそうとする人々)。

 

で、その時に気をつけていただきたいのは、『そういう主張は、果たして、本当に今の社会で妥当な主張なのか?』ということです。

 

また、報酬向上を要求すると言うことは、それ相応の『社会に与える価値提供の提案』もセットにしないと、上手く行くことは難しいと感じています。

 

同業者の不満のはけ口になるだけの主張とならないよう、そのあたりは戦略的に進めて欲しいと思います。

 

 

 

 

ちなみに、個人的に苦手としている主張の仕方は、『私たちはこれだけ頑張っていて大変な想いをしているのだから、報酬を上げるべきだ』というものです。

 

これ、感情的にわからんではありませんが、こういう感情のみの主張は通らないと断言します。

 

同時に、こういう主張しかできない人がいたら、その人は『自分のポジション取りのためのパフォーマンス』だと私は認識しています(こんな主張をされたら、むしろ他業界から馬鹿にされると思っています)。

 

なぜなら、報酬というのもは『価値』に対しての対価であり、自分たちの『価値』を掲示せずに一方的に『報酬向上』だけを主張するのは、美しくないし説得力もないと思うからです。

 

まぁ、現状、こういう主張をする方や団体は多いので静観していますが、内心悩ましさを感じています。

 

 

 

 

なぁんて考えながら、今回のニュースがどのくらい次期改定に反映されるのか、ユニオンの井上さんの社会保障審議会での発言が、どの程度影響力を与えたのかを観察していきたいと思います☆

 

井上さんの主張はとても上手にデータを活用していて、『介護職員の人材確保は満喫の課題である』とした上で、『介護職員は現状に不満を持っている』という現状伝達にデータを上手に活用し、『だから介護職員の報酬を上げる必要がある』と、美しくまとめています。

 

ケアマネジャーは残念ながら需要と供給のバランスが取れているためこの手法は使えませんが、自分たちの『価値』を的確に表現できる主張が出るかどうか、楽しみにしています(個人的には現状の支援データを取って分析したら、すぐに価値の可視化はできると感じています)。

 

あ・・・今日は、オチが何もなかった!!!