インフォメーション

2019-07-25 09:12:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、とても楽しい一日でした。

 

午前中は地域の活動団体にメールを送ったり銀行に行ったりとしましたが、午後からは2件のモニタリング、その後、夜からは飯田橋で勉強会に参加(区民主体の勉強会)。

 

そして、そこで一緒に参加した区内のケアマネ仲間とサシ飲み☆

 

今後、どうやって地域ケアマネジャーに今後の流れを知ってもらい、どうやって組織の体系化を行うかを、発展的に話し合いました。

 

 

 

 

・・・というわけで、今日は、『ケアマネジャーが今後、社会に対してインパクトを与えるにはどうしたら良いか?』について、書かせていただきます。

 

今回も、全くもって私の独断と偏見ため、ご笑覧くださいませ☆

 

 

 

 

結論から書いてしまうと、『ケアマネジャーは今後の国の動向を理解し、逆算方式でいつまでに何をするかを明確にし、地域で客観的データを基に言語力を持って、ロジカルに介護の現状を行政に挙げていくこと』が求められると思っています(長っ!)。

 

しつこく書きますが、今、ケアマネジャーがまとまるのは『地域の』ケアマネジャー同士なんです。

 

自分達の主義主張の同じ人ではないんです。

 

そして、行政や国を動かすには、署名やデモではありません(パフォーマンス的に行うのは良いかもしれませんが・・・)。

 

客観的データを根拠とした提言なのです。

 

こんな書き方をすると嫌がる方も多いのですが、感情論でいくら現状を訴えても、システムの中で動いている人間には響かないのです。

 

当区の主任ケアマネ立ち上げの際も行いましたが、行政が欲しいのは『根拠ある理論』であり、それはアンケート等をとって客観的数字を基に、ケアマネジャーが自らの知識を持って分析(遡上されている審議会議論を把握して現状との差異を分析する)し、提言することです。

 

この客観的データの取得・・・都道府県レベルで行うことは困難で、地方分権型システムの介護保険は、保険者単位で取り組むことがベストだと思っています。

 

そして、それを集約し課題を整理して、『(データから)何の支援が必要で、自分たちはそのためにこうします。だから、保険者はこの部分で一緒に協力してください』という形で、提言をしていかないと、国や行政は動いてはくれません。

 

だから、地域のケアマネジャーがまとまり、ひとつになることが大切だと私は考えています。

 

 

 

 

この『地域のケアマネジャーがまとまる』ことは、別の視点で考えても本当に必要なことです。

 

行政は、一人ひとりの声に反応することは困難です。

 

だからこそ、地域のケアマネジャーが勉強会を開催する等して、時期改正に向けて、現在挙がっている議論の焦点を共有し、そこから起こりうる弊害を予測し、それに対しての根拠となるデータを集め、議論の焦点と客観的データを基に、様々な角度から議論を重ね、提言内容を固めていくことが、とてもとても大切なのです。

 

時期改正は、今後の介護保険・・・もとい、障がい・子育て等にも大きな影響を与えることになると、私は感じています。

 

システムで動いている日本で、現状とシステムに差異がある時、そこに対して声を挙げていくことが、ケアマネジャーの大きな役割のひとつだと感じており、それができた時に、始めて社会にインパクトを与えるとともに、ケアマネジャーという存在が、社会に認められると、私は思うのです(その後に報酬の提言ができる)。

 

それと同時に、次期改定から実施予定の「主任ケアマネ管理者要件」が絡んでくるのです。

 

これはケアマネジャーの進化を求められていると私は認識しているのですが、要は「個別ケースにのみ対応するのではなく、地域マネジメントの視点も持ちながら、制度を正しく運用しなさいよ」ということなのです(主任ケアマネを置けば良いというわけではない)。

 

これが実践された時、主任ケアマネであり管理者である人は、制度と現実と会社の要求に悩む人が増えると、私は予測しています。

 

なぜなら、この3つは、見ている方向と向かってほしい未来が乖離しているからです。

 

それをどうにかするためには、せめて、制度と現実の差異を減らし、会社には制度の説明ができないと苦しさは拭えず、これを個々の主任ケアマネで乗り切ることはできないと感じています。

 

だから、地域の主任ケアマネジャーがまとまることが大切なのです。

 

 

 

 

非常に残念ですが、今のケアマネジャーは介護保険システムのイチ歯車に成り下がっています。

 

参院選が終わり、これから本格議論が始まるからこそ堅い内容となりますが、今、地域がまとまり行動を起こさなければ、介護保険はトップダウン式で従来通りの『ルールに人を当てはめる制度』になってしまいます。

 

そして、なぜ今私がそのことに危機感を抱いているかというと、次期改定・・・そして次々期改正では、本当に支援を必要とする人が支援を受けることができず、かといって地域の受け皿もない中に、放り出されてしまう社会になると感じているからです。

 

ここで、『私はこう思う!』ということを、声高に発するつもりはありません。

 

が、少なくとも、時期改定の論点ポイントを各自が把握し、現状と摺り合わせ、予測できるリスクや可能性を検討し、必要な策を提言していくことが、とてもとても大切だと感じています。

 

 

 

 

なんてウダウダ書いていたら、昨夜研修を一緒に受講し、主任ケアマネ協議会発起人でもご一緒させていただいた大御所Hさんから電話とメールをいただきました。

 

『ねぇ、加藤さん。昨夜の研修みたいに、今の現状や現在されている議論について、主任の仲間に知ってもらうことって大切だと思わない?こういうことを講義してもらえたら良いわよねぇ~。そこから“現状はこうで、当区ではこうしていこう”と言うのをみんなで考えたら良いわよねぇ~』(この方は恐ろしく半口ですが、こんな感じでおっとりとした口調で話をされるのです)

 

いやぁ、同じ考えを持っている人がいるというのは、本当に心強いです。

 

そして、先生とのパイプはHさんが持っているので、後はお金の問題だな・・・と思いながら、皮算用してしまう私でした☆