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訪問をありがとうございます。
昨夜は、江東区主任ケアマネジャー協議会の設立総会がありました。
天気が不安定で不快指数の高い中、実に75名以上の方が来てくださり、グループトークを行いました。
私は会計の確認をしたり、色々なテーブルを回りながら皆さんの話を聴かせていただいたのですが、その中でお一人、素晴らしい質問を投げかけた方がいました。
『国や行政は色々とやるべきことを挙げているけど、ケアマネジャーが一番大切にするものって、何でしょうね?』
この質問、とても素晴らしいと思います。
残念ながら発展的な意見には広がりませんでしたが、この部分においては答えがありそうで明確なものはなく、だからこそ、私たちは考え続けなければならない部分だと思っています。
ちなみに、私は自分の中で『これ』と答えを持っていますが、様々な方の意見も聞いてみたいなぁと、思いました。
というわけで、改めてになりますが、介護線専門員の求められているスキルについて、今日は書かせていただきます。
これは『主任介護支援専門員研修ガイドライン(平成28年11月厚労省)』で書かれてることですが、介護支援専門員に求められているスキルは、下記の通りです。
①介護保険制度の知識(社会の変動・将来予測/介護の社会化/高齢者・障害者の生活ニーズ・支援)
②コミュニケーション力(相談面接力/伝える力/プレゼンテーション/相手から学ぶ力)
③ケアマネジメント実践力(アセスメント能力/プランニング能力/コーディネート能力/モニタリング能力)
④他職種協働チーム活用力(医療・看護の知識/保健予防の知識/リハビリテーションの知識/医療・介護サービスとの連携と活用)
⑤省察的思考力(経験の意味づけ/失敗に学ぶ/自己理解/視野の拡大)
⑥生涯学習・教育力(学習課題の発見/基本の反復/スーパービジョン)
⑦プロ意識と倫理(自立支援/職業倫理/使命感/タフネス向上)
⑧地域アプローチ(コミュニティソーシャルワーク/地域は握力/ネットワーク形成力/保険者への提言)
しつこく書きますが、これは介護支援専門員に求められるスキルで、国は『これらを偏ることなくバランス良く成長するように』と言っています。
で、ですね、主任介護支援専門員というのは、その介護支援専門員のスキル向上に対して、『個別支援』をしたり、『事業所における人材育成の実施・支援』をしたり、『地域におけるネットワークづくり・社会資源の創出』を行うことと位置づけています。
主任介護支援専門員が発足してから13年目に入りますが、これ、今までは、なんとなくなぁなぁでも良い部分があったかもしれません。
が、今後はこの部分をきちんと担っていくことが求められます。
その時に、個々でこの部分を進めていこうと思っても、まぁ、難しいと思います。
だからといって、『机上の空論と諦めても良い?』かと言えば、答えはノーな訳で☆
だからこそ、地域の主任介護支援専門員が力を合わせて、当区の目指す地域包括ケアシステム構築に向けて、一歩ずつでも進めていくことが、とてもとても大切だと私は思います(ちなみに、これを規範的統合と言います)。
初めは小さな一歩かもしれないし、三歩進んで二歩下がるかもしれない。
しかし、動き出さなければ前に進まないわけで、私は今は前に進むことが必要だと考えています。
最後に、当会会長が挨拶の際に言った言葉です。
『会は、皆さんと一緒に創っていきたいです。会が何かをしてくれるというのではなく、個々が会のために、そして地域のために何ができるのかを考えながら、皆で活動を進めていきたいです』
まさにその通りです。
この想いを忘れることなく、これからもできることから取り組んでいきたいと思います(はっ!今日はオチがない!!!)☆