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2019-05-18 07:42:00

訪問をありがとうござます。

 

今週は夜の予定が目白押しでしたが、怒涛の1週間がようやく終わりました。

 

う・・・嬉しい!!!

 

今日はこの後ゆっくりと休みたいと思います(二度寝です)☆

 

 

 

 

さて、今日は認知症についての記事から書かせていただきます。

 

16日に政府は、70代に占める認知症の人の割合を、2025年までの6年間で6%減少するとの具体的目標を公表しました。

 

これ(具体的数値の公表)は地味かもしれませんが画期的なことです。

 

そして同時に、根拠ある具体的取り組みがないにも関わらず、先に数字をアップさせてしまう内閣の様子に『勇気あるなぁ~』と思いました(そのくらい満喫の課題なのでしょう)。

 

で、具体的に政府の挙げている認知症予防の取り組みというのはこんな感じです。

 

■運動予防の解消や社会参加を促すための「通いの場」の拡充

 

■保健師や管理栄養士による健康相談

 

■自治体が実施する取り組みの好事例集の作成       

 

など、となっています。

 

つまり、要約すると、

 

具 体 的 目 標 は 掲 げ た け ど 、 や る こ と は 変 わ ら な い よ 

 

ということですね、はい☆

 

 

 

 

認知症については、科学的根拠に基づいた予防の在り方を研究したり実践が進められていますが、今一つ、決め手となるものはありません。

 

が、運動で身体機能を維持すること、社会参加で自分自身の居場所をつくること、栄養を中心としたバランスの良い食事と健康意識で、認知症に限らずある程度の心身の機能低下は防げることは既に実証されています。

 

そして、認知症に関しては治療法が確立していないこともあるため、安易に数値に捉われず「誰もが住みやすいまちづくり」という環境面の工夫が同時進行で必要だと個人的には感じています。

 

つまり、『個人が予防に取り組むことを推進するのと同じくらい、社会に正しい認知症の知識を普及し、どんな状況になっても安心して生活できる地域づくりをつくるという、両輪が必要なんじゃないかなぁ~』と思うわけで。

 

 

 

 

そりゃあ、本人の努力は必要です。

 

が、過剰に『予防』を謳うことで、認知症になった人は『予防の取組を十分にしていない人』というレッテルがつかないかと、ちょっと心配してしまいます(あと、間違った予防法が取り上げられて情報に振り回されないかが心配)。

 

そして、疾患の原因が分からないことが『認知症』の不安を煽り、様々な理由で症状が進行してしまった認知症高齢者のイメージが『認知症になることは・・・』という、間違ったイメージを生んでいるこの環境面のマインド転換も必要だと感じているというか(本当にこの間違った思い込みやイメージで、認知症の方々やそのご家族は大変なストレスを感じているのです)。

 

別に認知症に限ったことではありませんが、個人をカテゴライズしたり必要以上に警戒せずに、フラットな気持ちで『〇〇さん』として接することって大切だと思うのですよね。

 

というわけで、具体的目標を掲げることは良いと思うのですが、その数値にとらわれ過ぎず、私たちにできることは、どんな状況でも住みやすい社会を創るために何ができるかを考え、実践していくことなのかなぁ~と、当たり前の結論に落ち着いた私でした☆

 

皆さんは、認知症の具体的数値目標について、どう感じていますか?