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2019-05-04 07:21:00

訪問をありがとうございます。

 

昨夜は、とても大切な人とその知り合いの方々との親睦会に参加をさせていただきました。

 

社会は非常に厳しい情勢ではありますが、それでも個々で素晴らしい活動をされている方はたくさんいると色んな人に会うたびに思い、まだまだ日本の伸びしろを感じている私です。

 

 

 

 

さて、今日はケアマネジャーについて書いてみたいと考えています。

 

最近めっきり、介護保険のルールありきの状態にうんざりしている私ですが、ケアマネジャーが一番やってはいけない事って、『ご利用者や事業所をジャッジすること』だと私は考えています。

 

と、こんなことを書くと『あら、私はそんなことしていないわ』という方が多いと思うのですが、改めて私自身が振り返って考えてみたいと思ったので、ここに書かせていただきますね。

 

相談援助職の私たちケアマネジャーにとって、一番大切なことは『ご利用者・ご家族との信頼関係を築くこと』です。

 

これは周知の事実ですが、実は初回面談1時間でケアマネジャーはやることが多く、また、信頼関係というものが目に見えないもののため、この部分を分かっていても十分にできていない人が、意外に多いのではないかと思っています。

 

ちなみに、ケアマネジャーの初回面談(1時間程度)で行うことは、契約、行政への届出書類署名、ご利用者の意向の確認、現状把握のためのアセスメント、制度の説明と課題から利用するサービス種別説明、利用事業所の提案と絞り込み(利用する頻度や曜日・時間含)です。

 

これらを行う過程で信頼関係を築くわけです。

 

それぞれが工夫しながらご利用者・ご家族と面談をするわけですが、私のケアマネ17年目の経験で感じているのは、『ご利用者の話より自分達のやるべきことを優先させたり、ご利用者のペースに合わせられないと、後々問題が大きくなる』ということです。

 

こんな書き方をすると語弊があるかもしれませんが、初回面接って自分達の行うべきことより、ご利用者が今に至った経過やその想い・価値観を知ることを最優先することが、何より大切なのではないかなぁ~、と感じているのです。

 

なんて、こんなことを書くと『わかっているわよ。私は十分やっているわ』と思う方は多いと思うのですが、敢えて厳しい書き方をすると、『自分がやっているつもりではなく、本当にご利用者・ご家族がそう感じていますか?』ということです。

 

 

 

 

私は十分自覚していますが、かなり適当でちゃらんぽらんな人間です。

 

他のケアマネさんのように書類をキッチリなんて絶対にできませんし、支援開始後はサービス事業所さんに大半をお任せしています(よきに計らってというヤツです)。

 

が、気をつけていることがあり、それは『観察を怠らない』ということと『相手を批判・ジャッジしない』ということです。

 

あるべき論にご利用者・ご家族を当てはめるのではなく、(目の前のご利用者を他のご利用者・ご家族と比べて)相対的に捉えるのではなく、『とにかく目の前のご利用者・ご家族の言動を観察し、そこから価値観や想いを理解していく』ことに重きを置いています。

 

しっかりと観察し、ご利用者・ご家族の心情や価値観を受容する(共感ではなく受容です)。

 

そして、相手の理解度やペースに合わせて話を進めていく。

 

本当にケアマネ業は奥が深いと思いますが、だからこそ楽しい仕事だと感じています。

 

皆さんは、ご利用者・ご家族と信頼関係を築けていると思われますか?

 

この連休に、一緒に振り返ってみませんか?