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2019-04-24 07:18:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は自民党政務調査会厚生労働部会が発表した、『新時代の社会保障改革ビジョン』について書かせていただきます。

 

とまぁ、その前にその全文を出させていただきますね。

 

https://shinjiro.info/shinjiro_koizumi/wp-content/uploads/2019/04/190418_newvision.pdf

 

結構な文字数ですが、お時間のある方はお読みください。

 

 

 

 

これらを読みながら感じたことは、介護に関するペーパーレス(書類半減)と、住所地特例を活用して地方の特別養護老人ホームへの入所可能など、良いことも書いてあります。

 

一方で、私はやはり、大枠ルールを国が定めることはやぶさかではないが、全てにおいて口出しし過ぎなんじゃないかなぁ~、と思っています。

 

以前にも書きましたが、私は社会保障については国の介入がいささか過剰だと感じています。

 

そこまで管理したいのなら、いっそ民間に任せずに国が全てやれば良いのです。

 

口は出すくせに報酬はどんどん下げれば、そりゃあ企業はモチベーションが下がります。

 

医療法人は分かりませんが、介護保険は少なくとも民間の創意工夫を期待されて始まったのに、実際は国や自治体の規制が強すぎて、創意工夫するスキがないのです。

 

これは民間に期待と言いつつ管理の行き過ぎで、そのことが介護保険をつまらなくしていて、制度と現場の乖離を強めているし、そのことが現場の士気を落として、介護従事者の離職につながっている部分も否めないと感じています。

 

平たく言うと、アメとムチのバランスが悪すぎるというか。

 

このままでは中小事業所は閉鎖に追い込まれるし、大企業ばかりになるとサービスが画一的になり、高齢者の満足度は下がる可能性が大きいです。

 

とにもかくにも、今の介護保険制度はつまらない!

 

この辺りについて考えてもらえると、ありがたいなぁ~と思います。

 

 

 

 

他の部分についてはサラッと読みましたが、何だか読んでいるうちに『そもそも国民は既存の社会保障をどう認識しているんだろう?』というか、『既存の社会保障継続を望んでいるのだろうか?』という気持ちが強くなっています。

 

今の社会保障の一番の悩ましい部分は、頑張った人が損をする仕組みになっていて、それが国民全体の『支え合いは必要だよね』という本来の感情を阻害しているような気がするのです(本当は社会保障って損得ではないのは重々承知していますが、損得で考えたくなってしまうほど、負荷が偏り過ぎている)。

 

そこを解決しない限り、多くの人が納得する保障体制となることは難しいと思いました。

 

皆さんは、現在の社会保障制度の仕組みについて、どのように考えますか?