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2019-03-30 07:57:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、大好きで尊敬しているOさん(ラポールの理事)の退院祝いをしました。

 

入院されたとうかがった時は本当に心配しましたが、お見舞い時に元気な様子を拝見しホッとしています。

 

来月から復職するとのことで、昨夜はたくさん社会課題や地域について話をさせていただきました。

 

今日はこの後モニタリングがありますが、午後からは職能団体自主勉強会に参加をさせていただきます☆

 

 

 

 

さて、地域と関わらせていただくようになってから、高齢者や介護のみでなくもう少し俯瞰的視点で社会保障を捉えることができるようになったことは、ありがたいことだと感じています。

 

そして、最近、改めて「社会保障をどうしたら良いのか?」を、頼まれてもいないのに悶々と一人で考えています。

 

その中で、「そもそも何で社会保障については、こんなにバラバラで意見がまとまらないのか?」を考えてみたのですが、結局、みんな自分の生活に密着することだからなんですよね。

 

年金・雇用・医療・介護・育児・障がい者・生活保護・保健、等々。

 

全ての方にとって「自分事」の課題であるため各々の景色から見る意見が噴出し、アッチの顔を立てればコッチの顔が潰れる。

 

これが一番悩ましいことだと感じています。

 

 

 

 

そして、私が国に対して唯一理不尽さを感じているのは、これらのしわ寄せの大半を、未だに社会保障に関わる専門職の待遇で調整しようとしていることです。

 

いや、正確に書くと、過剰にリスク管理をせざるを得ない状況に追い込む社会(結局国民一人ひとりのモラル)と国の「パイ(予算)が限られているんだから仕方ないよね」という言葉が、専門職を潰しているという現状に気づき、どうにか改善をしていかないとヤバいと考えています。

 

落としどころがつけにくいのは分かります。

 

でも、結果どうなったか?

 

本当に必要な医療・保育・介護等の専門職の人材不足が深刻になっているのです。

 

私は業界にいるので肌感でも強く認識していますが、本当に専門職の人材不足は深刻です。

 

「足りなけりゃあ他から来てもらおう」とか、そういう問題ではないと考えています。

 

大変の経営者が、本来なら職員に手厚い報酬を出したいと思いつつそれができないのです。

 

その原因の大半は、そもそもの(国の)報酬が低く、かつ、それ以外で自費扱いで自由にオプション料金を取れないことも、大きな課題となっているのです。

 

なのに、外国人労働者には、現在の日本人の報酬かそれ以上を支払う約束で来てもらうって・・・。

 

処遇改善後の報酬アップ(一人でも年収440万をうわまわるか、月額8万円以上の給与アップ)と同様で、こういう変な格差が、現場のモチベーションやチームワークを壊すと考えています。

 

 

 

 

過剰に負荷をかけ規制を設けて、報酬は減っていっているこの現状。

 

やりがいを持とうと現場は本当に頑張っていますが、限界に来ていることに気付いてほしいと思います。

 

なぜこんなことを書いているかというと、介護に対しての過剰不可とリスクマネジメントや報酬減少が、今、保育にも同様に起きつつあるからです。

 

医療も医師や看護師の過剰労働はいつになっても解消されることはありません。

 

 

 

 

どの専門職も大半が対象者をみて全力で自らの役割に、真摯に取り組んでいます。

 

だったら、国は国民を守ることと同様に専門職を守らないと。

 

しわ寄せをどこかに集めたところで、そのしわ寄せ先は疲弊し潰れます。

 

全体のバランスを考えながらの制度設計が大変なことは重々承知していますが、今の国は、何を大切にするべきかの判断がズレていると認識しているのは、私だけでしょうか?

 

前回・今回と私見が多い更新となってしまいましたが、私は強い危機感を抱いており、このまま来年度に入ったら元号で舞い上がり、オリンピックで舞い上がり、気づいたら手遅れになっていた・・・ということを防ぎたいと真剣に考えているので、しつこく書かせていただきました。

 

本当にこのままいくと、数年後には大変なことになると思っているのは私だけでしょうか?