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2019-03-16 09:19:00

訪問をありがとうございます。

 

先ほどの続きを書かせていただきます。

 

 

 

 

先ほどは、今後のケアマネジャーについて書かせていただきましたが、最後に書いた『将来を見据えた行動』と『社会状況や社会保障を含めた中での自分達の立ち位置』について書かせていただきます。

 

まず、現在の社会状況においての課題について。

 

今、国で重要事項の課題となっているキーワードを挙げると“少子高齢化”“孤立化(孤独化)”“所得格差”が挙げられると思います。

 

それにより、社会保障の影響としては、“働き方改革”“育児・障がい・高齢者支援(虐待防止含む)”が挙げられます。

 

つまり、現在の国の課題としては、“既に支援を要する分野は高齢者に限らず、子育て・障がい等多岐に渡るものが求められている”ということです。

 

この視点は本当に重要で、もし“ケアマネジャーの地位向上・処遇改善を”と未だに発信している人がいたら、多分恐らくそれが実現する時はないでしょう。

 

そして、この“多岐に渡る課題を解決できない支援者は専門職として認めないよ”という流れになっていくと私は感じています。

 

 

 

 

じゃあ、具体的に何をどうするのかというと、常々言われている“連携”です。

 

以前にも書かせていただきましたが、訪問時には本人のみでなく世帯でマネジメントを行い支援の必要性がある場合は必要な機関につなぐこと(そして協働する)、包括や行政と協働して支援に対しての対住民への啓もう活動、支援を行う中で不足している資源を精査し社協や地域と連携して必要な資源をつくりだすこと、等々です。

 

同時に個別のケアマネジメントを自分だけのスキルにするのではなく普遍化して体系化する。

 

これをしないと、ケアマネジャーが専門職として認められることは非常に厳しいと感じています。

 

 

 

 

そして、厚労省が“無理ならいいよ”と強気の姿勢でいる現れが『主任ケアマネジャーの管理者要件』です。

 

これは、現時点でも半分弱の居宅介護支援事業所が要件を満たしておらず、2年後のタイムリミットは刻々と迫っています。

 

ちなみに、今は目立った動きはありませんが、私は来年1年間で少なくとも4分の1の居宅介護支援事業所はM&Aか閉鎖に追い込まれると考えています。

 

それをする事で、『頑張る事業所と頑張らない事業所』を精査したいのだと捉えています。

 

 

 

 

長々と書かせていただきましたが、結論としては下記の点です。

 

1)ケアマネジャーが個としての活動ではなく地域でまとまり全体底上げを行っていくこと(規範的統合)。

 

2)その中で現在の課題とスキルを共有し解決に向けて取り組むこと(スキルの体系化・課題抽出)。

 

3)行政や必要機関と連携を積極的に行い地域をみんなで良くしていくという行動に変えること(連携)。

 

要は『一人で何とかしないで地域でまとまらないと、どんなに頑張っても共倒れになるよ』ということです。

 

 

 

 

今年は本当の意味で過渡期です。

 

これを読んでくださっている方々が、どのくらい社会保障審議会等の情報に目を通しているのかわかりませんが、今夏から本格的な社会保障に関する議論が開始されます。

 

『今大丈夫だからこれからも大丈夫』

 

『自分が何か感じたところで何も変わらないから』

 

そういった考えを持っていたら、それは『今、私は何ができるだろう』という視点に変えてもらいたいと思います。

 

世の中のスピードは思ったよりも速く進んでいます。

 

団結とスキルの体系化、そしてそれを軸に他機関との連携。

 

必須だと思っています。

 

なんて。

 

今日は朝から熱く書き込んでしまいました☆