インフォメーション

2019-03-16 09:01:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は当区主催の主任ケアマネジャーの研修がありました。

 

今日はそれを受けて考えたことを書かせてください。

 

※非常に独断と偏見に満ちている意見なため、“加藤はこう思っているのね”程度にお読みいただけたら幸いです。

 

 

 

 

以前から書かせていただいていますが、私はケアマネジャーという職業の将来は大きく形を変えると考えています。

 

どのように変わるのかと言われたら、“地域包括ケアシステム・共生社会を目指せるケアマネだけが残れる”形に変わると考えています。

 

なぜそのようなことを考えているかという理由について、『ケアマネジャーが地域包括ケアシステムを見据えた支援を進めていないこと』『ケアマネジャー自身の(専門職としての)職業体制を確立していないこと』『俯瞰的視点で自分達のやることを遂行していないこと』があります。

 

その他にも、『多職種(看護師・リハビリ職)が既にケアマネジメントができる体制になってきたこと』『AIの効果』『介護職員の減少により現場の担い手がいなくなったこと』などがあります。

 

 

 

 

今、私が感じている一番の課題は、『ケアマネジャー自身が俯瞰的視点を持てずに個別ケアマネジメントに終始しているため、費用対効果が悪い』と感じています。

 

そして悩ましいのは、“ケアマネジャー自身がそのことに危機感を全く持っていない”ことです。

 

応用の利かない支援をしている限り、高齢者支援の全体底上げは叶いません。

 

例えは悪いですが、今の支援って“もぐら叩き”をしているような感じなんですよね。

 

個々のケアマネジャーは経験を通してスキルを上げているかもしれませんが、それが体系化されていない為全体の底上げがされずに、ケアマネジャーごとにスキルの二極化が起こっている。

 

ケアマネジャーで外(社会)に対して活動を行う人が非常に少なく、行っていても狭い視野で“ケアマネジャーは楽しいし素晴らしい”という感情のみのキラキラ系の発信ばかりを行っている。

 

これでは専門職として認められないのも致し方ないな、というのが私の感想です。

 

 

 

 

当区でもケアマネジャーは団結しないといけないと考えており、それは法人格で加入する団体ではなく、個人が自身のケアマネジメントスキル向上に向けて取り組むことが大切という感覚で、“ケアマネ倶楽部(定期的に自分たち自身で行う勉強会)”“主任ケアマネジャーの会”を立ち上げる必要があると感じています。

 

大切なことは、“日々の業務を頑張っているからそれでよし”ではなく、“将来を見据えて、今、自分達がどのように行動することが良いのか”を考え動くことだと感じています。

 

同時に、“介護保険のみで現状を捉えるのではなく、国の社会状況や社会保障を含めた中での自分達の立ち位置”で考える事が、とてもとても重要だと考えています。

 

なんて書いていたら長くなってしまったので、一度切ります。

 

続きは続編で書きたいと思います。