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2019-02-24 07:30:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は一日勉強の日です。

 

皆さんはどんな一日を過ごしますか?

 

(朝に更新したつもりになって記事をきちんと更新していませんでした。すみません)

 

 

 

 

さて、取り組みについての2日目は、“地域限定でケアマネジャーの底上げ活動”です。

 

具体的には、昨年から発信している“主任ケアマネの会”を設立することです。

 

どうしてケアマネジャーではなく“主任ケアマネジャーなのか”についてですが、これから書かせていただきます。

 

※主任ケアマネジャー:5年以上の経験や一定数の研修参加等を受けたケアマネジャーが市区町村の推薦を受けた上で研修に参加し、取得できる資格(要はベテランってことです)。

 

 

 

 

ケアマネジャーという専門職については、現段階で様々な団体があり、それぞれの想いを乗せて活動をしていると思います。

 

居宅介護支援については、昨年度末に法改正・報酬改定があった際に“ケアマネジャーは主任ケアマネジャーを管理者とすること”ということが決まりました。

 

これ、非常に危険だと私は捉えています。

 

現在、主任ケアマネジャーに求められていることは多岐に渡っています。

 

一方で主任ケアマネジャーからすると、求められていることは何となくわかるけど、それを行うには方法もわからず、それだけの余裕も確保できていない現状があります。

 

その上、主任ケアマネジャーが管理者という更に負荷をかけられると、そもそも“主任ケアマネジャーを取得しよう”というケアマネジャーが減ってしまうことが予測されるのです。

 

また、会社の方針で“自分は主任ケアマネジャーを取得したくはないけど、会社の方針で仕方なく”取得する主任ケアマネジャーも量産されることが予測できます。

 

そうなるとどうなるか?

 

確実に来るのは“質の低下”と“主任ケアマネジャーを確保できなかったケアマネ事務所の閉鎖”です。

 

また、“過度な負担を強いられた結果、挫折するケアマネジャーが出てくる恐れがある”ということも予測できます。

 

 

 

 

主任ケアマネジャーが求められていることをご存知の方は理解していると思いますが、具現化することは“一人では実現できる範囲ではない”のです。

 

私自身、開業してから地域のケアマネジャーがどのように主任ケアマネジャーとして活躍しているのかを観察していましたが、多分、恐らく、本当の意味で国の求めている主任ケアマネジャーの活動をしている方は、ほとんどおられません。

 

でも、国は主任ケアマネジャーの役割を求めており、その圧力は2年後以降厳しくなることも予測されています。

 

であるならば、早急に主任ケアマネジャーの会を組織化し、当区で地域包括ケアシステム構築に貢献できるケアマネジャーになることが必要だと考えたことがきっかけです。

 

 

 

 

実は1年半以上前に、そのことを地域のケアマネ事務所に相談し、“ケアマネ倶楽部”という有志の会をつくり定期的にグループワークを中心とした勉強会を開催しています。

 

その勉強会は、“事業所を越えたケアマネ同士の関係つくり”が目的です(まずは全体底上げから)。

 

で、その後、地域の様子を見ていましたが、昨年の法改正後も主任ケアマネジャーの会を設立する様子が見られなかったため、数名の方々と一緒に主任ケアマネ会の設立に向けて動き出し、アンケートを取ったりそれを基に意見交換を行っています。

 

これができることで、本当の意味での行政と一緒に、当区の介護について考える事ができると私は信じています。

 

 

 

 

しつこく書きますが、介護保険は社会保険の中でも唯一の“地方分権保険”です。

 

だからこそ、地域(自治体)できちんとまとまり、研鑽したり現場の声を挙げていくことが何よりも大切だと考えています。

 

私が主任ケアマネジャーを名乗れるのもあと1年。

 

その間に、できるところまで組織化し、行政と主任ケアマネの会の橋渡しができれば良いなと考えています。

 

これが、現在取り組んでいる2つ目です(あー、今回もオチがなくすみません)☆