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2019-02-22 07:24:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日はケアマネジャーとして活動をした後、社内勉強会(事例検討)に参加、その後、主任ケアマネ会創設に伴う深川北エリアの意見交換に『書記として』参加をさせていただきました。

 

日々、様々な意見を聞かせていただき勉強になります。

 

 

 

 

さて、今日はちょっと真面目な話を書かせていただきます。

 

数日前(だったかな?)に『今は時代の過渡期』と書かせていただきましたが、格差社会や超高齢社会を始め、様々な課題が噴出しています。

 

たくさんの会議で議論がされていますが、(医療・介護保険に関する動向を確認する限り)課題の根本解決を議論するのではなく、出て来た課題に対して対処療法的に解決策を決めてしまい、結果、制度自体がぐちゃぐちゃになってしまうという現象が、大分昔から起きています。

 

そして、それがどうにも整合性を取れないというか、その場限りのつじつま合わせでは立ち行かなくなっているのが今だと私は感じています。

 

これ、本当に何とかしなければ現場は不条理で一方的な押し付けに参ってしまい、できる人や頑張る人ほど疲弊し、結果、質の低下を加速すると危機感を抱いているわけです。

 

 

 

 

昔、『増やすのは簡単だけど、減らすのが大変なものはなぁに?』というクイズを受け、『体重!』と即座に答えたら、答えは『ルール』だったのを思い出しました。

 

私は、現在の介護保険が使いにくいものになってしまった理由は『変に細かすぎるルールがあるから』だと考えており、さらに『ルールを守ることが目的化している』からだと感じています。

 

では、なぜ変に細かいルールができてしまったのかというと『関係者に自分で物事を判断する力が低下しているからかもしれない』とも考えています。

 

そもそもルールというのは『多様な考え方の人たちの集合体の中で、皆が気持ちよく過ごすための決めごと』なわけです。

 

また、ルールは『現状と照らし合わせた時に不合理であった場合は修正することが大切』だと私は考えています。

 

そして悩ましいのは、『(ルールを使っている現場の人間が)感覚値では“これ変だぞ”と思っていても、それを言語化する力が弱い』ことと、『ルールになった瞬間にそれが現場にとって良いものか考えることなく受け入れてしまって、考える力が低下していること』だと感じています。

 

つまり、『社会をよくするためのルールに縛られ不自由になっている現状に疑問を持たない、持ってもそれを言語化できない』ことが、現場の悩ましい課題だと思っているのです。

 

 

 

 

私の肌感覚ですが、一部の利権に執着する方々を除いて、大半は『社会を良くしよう』という視点でルールをつくっていると思います。

 

現場も『一人でも多くの要介護者の課題を解決したい』と思って、日々頑張っているわけです。

 

が、お互いが真剣に今後を良くしようと頑張っているのに、どんどん悪い方向に流れていってしまうこの現状。

 

そして、疲弊し考えることすら放棄し、『どうせ、国が勝手に決めるんでしょ』と投げやりになってしまう現状。

 

想像に難くない光景だと思いますが、『じゃあ、この現状を踏まえてどうしたら良いのか?』について考えています。

 

その答えは、介護保険が中央集権的な一律制度でなく、地方分権型であることに起因すると考えているのですが、長くなったので今日はここで終了とします。