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訪問をありがとうございます。
一昨日から年金について書かせていただいていますが、これは私の目から見た意見なので正解ではありません。
『あ~、そんな考え方もあるんだ』という程度に読み流していただけたら幸いです。
さて、先日の続きになりましたが、私はこれからは、『定年制』と『終身雇用』という働き方を変えた方が良いと思っています。
なぜなら、個々の健康状態や懐事情は様々なのに、一律的に『この年齢になったら退職です』とするのは、少し乱暴な気がするのです。
そして、この『定年になったら一律退職する』というシステムが、定年後に活躍の場を持っていない元気な人たちの健康状態を悪化させていると思うのです(医療費や介護費が過剰にかかる)。
じゃあ、どんな働き方が良いのかと言うと、『一律の定年制を撤廃して、多様な働き方を認める社会』になれば良いなぁ、と思っています。
既に導入されていますが、勤務時間で会社に拘束するような働き方をなくし、正規雇用・非正規雇用という種別自体を無くした方が、企業にとっても働き手にとってもハッピーになると考えています。
家族を養ったり、自分のやりたいことの為にお金の必要な人はバリバリ就労する。
子育てに重きを置きたいと思ったり、身体機能は低下しており毎日フルタイムは大変。だけど、自分の何十年培ったスキルを、社会に役立てたいという人は、緩い就労ができる。
企業も、欲しいスキルをピンポイントで募集できる形を取れる。
お互い本当に必要な部分をマッチングできる就労体制・雇用形態がもう少し進んでほしいと考えています。
これは、仕事を受動的に行っている人にとっては、ある意味不安を増長するかもしれませんが、自分の本当にしたいことを考えたり、それ以上の効果はあると思うし、個人が企業とスキルを交換する形というのは、本来の雇用の姿だと思うのです。
年金支給額は、受給開始時期に合わせて1年ごとに支給率を出し、『もう、働くことはいいかな』と思ったら、いつでも受給できるようにするスタイルが、一番良い状態だと思うのです(受給開始を遅らせたら、その分毎回多く受給できる仕組み)。
つまり、マス的に年金支給を捉えるのではなく、個々に合わせた形で支給する仕組みにすれば、年金に合わせてまだ働けるのに社会に出ることを諦めたりする必要はなくなると思うのです。
これは法律を変えれば良いだけの話で、難しいことではないです。
それが本来の年金の役割である『退職後の不安を補う形』なのではないかな、と思うのです。
一方で、仕事というものは早々に引退した後は、地域で活躍する場の整備も必要だと考えています。
昔は家族の中で担える役割がありましたが、今は独居世帯が増えており、家族間での役割を担うことは困難な方もおられます。
そういう方々が、居場所を持てず健康を持て余すことのないように、『無理のない範囲で地域に貢献する体制』を整えることが大切だと思っています。
つまり、『元気なうちはお金が欲しかったら働きましょう。仕事という責任の伴うことが困難になったら、ムリなく活動できる場を持ちましょう』というわけです。
この仕組みが滑らかに当たり前にできる社会に転換できたら、いわゆる廃用症候群(動かないことによって心身の機能が低下する)というものは減り、皆がいつまでも自分に合った活躍の場を持ち、元気に過ごすことができると思うのです。
それが、本当の意味での“その人らしい生活を支える”ことにつながるのではないかなぁ~、と私は考えています。
そして、この循環を上手に創ることができれば、日本はこれから超高齢社会になっても、少子化が進んでも、社会保障費に過剰に悩まされることはなくなると思っています。
どうにかして、この仕組みを美しい形でつくりたい。
その想いで現在は地域に関わらせていただき、無い知恵を絞って形にしようと目論んでいます☆