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訪問をありがとうございます。
昨日は約束通り長女とデートをしてきました。
いや、正確には『部活に行っている反抗期の長男以外の家族全員でのお出かけ』というか。
夫と次男が『二人で遊びに行くなんてズルい!』と言い出し、結局家族で出かける羽目になりました。
さて、昨日の続きですが、社会保険の年金について書かせていただきます。
昨日は定年と支給開始時期について書かせていただきましたが、今回は『そもそも、なぜ年金が必要なのか?』という話から始めさせていただきます。
サラリーマンの増えた社会の中で『定年』ができ、それが『仕事を辞めた後にどうやって生活したらいいのか』という不安を生んで、それを解消するために生まれた制度なんですよね。
昔の人は、年金がなくても生活ができていたわけで、じゃあなんでできたのかというと『ずっと仕事(役割)を持っていたから』なんです。
元気なうちはバリバリ働き、歳を取って身体が利かなくなったら、(バリバリ働いている子供世代に変わって)同居している孫の世話をしたり、家事をしたりしていたのですね。
私の父(昭和21年生)は農家の生まれでしたが、自分を育ててくれたのは『祖母』だと言います。
ある意味、『仕事というもの自体が定年退職とか年齢で区切るものではなく、その時々の状況に応じて、担えるものは担っていく』という形だったわけです。
長い期間それが当たり前で、そう考えると、定年退職後の『悠々自適生活』は、『一時の幻想』なわけです。
私たちは戦後に生まれ現在の社会保険を当たり前に享受しているので『おかしい』になるけど、そもそも長い歴史で見たら、年金制度や定年退職という概念自体が『おかしい』となるわけで。
とは言え、今の年金制度という仕組み自体は素晴らしいですし、これがきちんと機能すれば誰もが安心して過ごせる社会になると私は思っています。
じゃあ、どうすれば良いのかというと、『国民の仕事に対するマインドの転換』と『制度(環境)の整備』の両方が必要だと思っています。
制度を嘆くのではなく、今のシニアに『とはいえ、あなた達はまだいいじゃん』と言うのではなく、現実をみて、どういう形で年金という社会保険を変革することが良いのか?
このポイントは『働き方(雇用形態)と活躍の場の整備』だと、私は考えています。
が、長くなったので、続きはまた明日☆