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訪問をありがとうございます。
我が家では3人子どもがいますが、全ての子どもに対して『漢字練習帳を使って漢字の練習を強制的に行う』ということを行っています。
これは、漢字練習帳の一番上に私が手書きで漢字と読み仮名をつけ、子ども達がその下を埋めていくという形での練習帳です。
ひらがなもその方法で覚えているのですが、正直言って
か な り 面 倒 く さ い です。
が、これをする事でドリル代が浮くという安直な考えで、未だに実践中。
ちなみに、一行の中で一番きれいに書けている字に花丸をつけると地味に喜んでくれるので、やめられません☆
さて、今日は高齢者に対してのスタンスについて書いてみたいと思います。
介護保険では、よく『自立支援が大切』と言われていますが、“今の介護保険は本当に自立支援になっているのかなぁ~”という疑問を私は抱いています。
とはいっても、別に現場の人間の質の話ではありません(むしろ、現場はこの社会状況と制度であるにも関わらず、よくバランスを取って回していると尊敬しています)。
私の疑問は、社会の状況と制度の観点から生じているものです。
以前から書いていますが、現在の社会は過剰なほどにリスクマネジメントが進んでいると感じています。
進み過ぎて、『自立のためのリスク』よりも『安全の確保』の方が優先され過ぎている部分を強く感じるほどです。
そうなると、『もし転んで危ないから』ということでせっかくの意欲を挫かれてしまったり制限がかかってしまうわけで。
これで『自立支援につながるケアをしなさい』と言われても無理・・・と思ってしまうのは、私だけでしょうか?
そんなわけで、今の介護保険制度は『自立支援』というよりも、『過度なお世話を焼く』方向に進んでおり、結果、高齢者の心身機能の低下を図っている可能性が多分にあると感じています。
『じゃあ、どうすればいいのよ』という声が飛んできそうですが、要は『極力介護が必要な状態にならなければ良い』のです。
で、どうすれば極力介護が必要な状態にならないことができるのか?
ここで一つ提案したいことは、そもそも論ですが私たちの常識を『高齢者=弱いもの・守るもの』ではなく『高齢者=頼りになる人・地域を守ってくれる人』に視点を切り替えるのはどうでしょうか?
今の高齢者はとても元気です。
そして実際に、今の地域を支えてくれている方々の大半が高齢者の方々です。
人は、自分の居場所を感じて、安心できる状況で自分の役割があることが幸せだと言われています。
そして、その役割を認められた時に大きな幸福感に満ちます。
また、人は高齢になるにつれ活動範囲は縮小します(体力的に遠方へ出るのが難しくなる)。
だから、高齢者には『地域でその人が得意とする役割』を持ってもらい、その役割を遂行することで『あぁ、自分は〇〇の役に立っている』と思えるような仕組みをつくることが大切なのではないかと思うのです(特に男性に対して目的をつくることは必須!)。
この循環が健康につながり、心身の満足につながるのではないかと私は考えてしまうのです。
万が一、年齢を重ねる中で認知症や疾患が出現しても、地域内が顔見知りの関係になっていれば、すぐに介護保険につながなくても地域でサポートできると思うのです。
これが、結果医療費や介護費の削減につながり、削減された分を将来に投資すれば、今後の社会は明るいものになるのではないかと思うのです。
イメージとしては、財源的には勤労世代が高齢者を支えていますが、実働的には高齢者が勤労世代を支える、みたいな感じです。
例えば、子育てを母親(もしくは父親)に押し付けるのではなく、地域で高齢者が上手に支援をしながら育てることで、子育て世代の親は『あ~、自分達は地域の高齢者に子どもが世話になっているから社会保障費が上がっても頑張ろう』と思えるかもしれませんし、また、育児と仕事のバランスのストレスが減れば、子どもが生みやすくなることで将来的には人口が増えるかもしれません。
子育て中の親が社会に出て働くことで生産人口は増えるため、税収も上がります。
また、高齢者からしても、過度な負担なく子育てをサポートするということは、心身の活性化につながると思います。
このように、三方(働き世代・高齢者・社会)にとってハッピーになるような仕組みを創ることができれば、自然と人の幸福度と健康は延伸するのではないでしょうか。
そして、個の仕組みを創ることは十分可能ですが、地域住民・企業・行政の連携が必要だと、私は考えています。
困った時だけ手を差し伸べるのではなく、自分に合った居場所を地域に持ち、緩やかなつながりを持ちながら全員で相互扶助的にケアし合える社会をつくる。
これが実現できたら、とてもやさしい社会になるだろうし、そういう社会をつくれるよう、皆さんの力を借りながら取り組んでいきたいと思います☆
というわけで、皆さま、これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!(あ、あと協力も!)