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2019-01-14 08:29:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日・一昨日は、WAM助成金申請の為の書類を必死で作成していました。

 

、まだまだ終わっておらず、本日もかかりっきりになっています(きっと、後3・4日はかかりそう)。

 

おかげで、子ども達とイチャイチャすることもできず、ひたすら資料を作っては「あー、これじゃあわかりにくいwww」と修正している状態です☆

 

 

 

 

さて、昨日はそんなわけで更新をすっかり忘れてしまいましたが、今日は今さらながら思い出したので、先日ご利用者宅でした話を書かせていただきます。

 

※全ての方がそうだと決めつけるものではないので、「あー、そういう考え方もあるのね」程度に読んでいただけたら幸いです。

 

このご夫婦は、とても仲の良い80代後半のご夫婦です(老夫婦世帯です)。

 

日常生活を送る上で様々な課題は持っていますが、リスクも承知で現在の生活リズムを送られています。

 

キーパーソンのご長男はお二人の性格や価値観を了承しており、それを最大限尊重しながら関わってくださっています。

 

 

 

 

で、ですね、このお二人のスタンスは「(常識とかを踏まえた上で)自分が嫌なことはしない」というものです。

 

例えば、ご近所付き合い。

 

会えば挨拶程度はしますが、必要以上に関わろうとすることはなく、それにより受けられない機会損失(緊急時の協力等)も了承しています。

 

「何かがあった時はその時。仕方がないと諦めます。それよりも起きていないことに不安になって自分に不本意な生き方をする方が私には辛いですからね」とご主人。

 

「ご近所に迷惑をかけないようにしますし、何かあったら管理人さんにお願いしますので大丈夫ですよ」と妻。

 

また、生活状況についても本来なら訪問介護等生活の支援は必要な方々ですが、「他人が家に入るのはイヤ」ときっぱり。

 

「他人に家に入られるくらいなら、家の中は汚れていても良い」「買い物に行けば調理しなくても総菜があるから大丈夫」「むしろ、買い物に行くことで健康が維持できているから大丈夫」と話をされています。

 

こんな状態で、第三者からみたら「社会と断絶している状態」とも見えるご夫婦なのですが、この想いに至るにはご夫婦共「自分達は十分国の為に尽くした」という想いがあるのです。

 

 

 

 

戦争を経験した方々に多くあるマインドは「国のために自分は何ができるか?」です。

 

とはいえ、戦争時代の「お国の為に自分の命を懸ける」とかではありません。

 

「私たちは日本という国の中で生きている」という感覚が十分にある、ということです。

 

言い換えたら、「個人は社会の役に立ってナンボ」というか。

 

そのため、お二人とも仕事・育児をしている昔の時を含め、どんな話も「こんな私でも少しは社会の役に立てましたかな」という話し方をされます。

 

私はこの考え方は、正に仏教的だと思っています。

 

さらにこの世代は、国に期待(依存?)をしていません。

 

国に期待するのではなく、「一人ひとりが社会を良くしようと考えた結果、国は良くなるもの」という考え方なのです。

 

この考え方は、正しく国というものを捉えていると私は感じています(国は概念でしかないという考え方)。

 

国を信じて生活し、敗戦で全てを失い、国を立て直すためにがむしゃらに頑張ってきた世代。

 

全ての方ではありませんが、この年代の方は多くの人がこのマインドで生きている傾向が強いと思います(一部、社会保障の便利さで思考が停止している方もいますが・・・)。

 

 

 

 

一方で、今の社会はどうでしょうか。

 

生まれた時から社会保障が浸透し、国が個人を守ることが“当たり前”になっている私たちは、何かがあると「国が悪い」「社会が悪い」という、自分を除いた「〇〇が悪い」という誰かに責任を転嫁する傾向が強いかもしれません。

 

でも実は、国っていうものは、国民一人ひとりの心がけと取り組みによって大きく変わるものではないかというのが、私の持論です。

 

現在の状況を嘆くのではなく、自分自身の在り方を振り返って「自分と社会が幸せになるためにどうすれば良いか」の在り方を考えることが大切というか。

 

 

 

 

社会保険は国民同士の支え合いであり、社会保障は国が最低限の生活を保障してくれるための制度です。

 

これが今、以上に膨れ上がっておりパンク寸前の今、私たちは何ができるでしょうか?

 

私は今こそ、私たち一人ひとりが気持ちを切り替えて“社会に貢献する”という気持ちを少しでも持つことが大切だと考えています。

 

とはいえ、社会なんて書くと大きくなりすぎるので、「社会を変えるには、まず足元の地域から」と考えているのですけどね。

 

大きなことをしなくても、私たち一人ひとりが自分の強さや持っているものに気づき、個人の目の前の損得だけでなく、同時に周囲に優しさを持てたら社会は大きく変わると思います。

 

国や行政に依存するのではなく、国や行政が私に何をしてくれるかではなく、自分が国に何ができるかの視点に切り替える(これは、国を会社や地域に置き換えることもできます)。

 

 

 

 

なんて。

 

こんな状態でも私は日本の将来はこの転換期を乗り切れたら明るいものになると思っています(将来的には楽観的です)☆

 

何より、子ども達のおバカっぷりを見ていると、「あぁ、今の時代を次の世代にも繋げていきたいなぁ」と思います。

 

皆さんのマインドはいかがですか?