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訪問をありがとうございます。
昨日は中小企業家同友会の会議に参加させていただきました。
3時間の会議でしたが、決める部分、ペンディングする部分、別のツールで意見交換する部分と落とし所を作りながら決める技は、さすがと感じました。
さて、改めてになりますが、毎日好きなことばかり書いている記事を毎日読んでくださっている方々がおられることを、心からありがたいと思います。
そして、今日も好き勝手なことを書かせていただきますので、興味のある方はついてきてくださったらありがたいです☆
・・・というわけで、今日はタイトルのとおり、『なんで地域でコミュニティ?』について書かせていただきます。
昨日は、コミュニティのあり方変化について書かせていただきました。
で、『ムラ社会=安心だけど息苦しい』『戦後の社会=国が安全守り居場所は会社(組織)』『今=戦後社会の崩壊』と書かせていただきましたが、次はどんなコミュニティが求められているのでしょうか?
結論から書くと、私は『一回戻って地域に帰結。だけど昔より自由な形』が良いと考えています。
理由を書く前に共通認識の確認ですが、今の時代は超高齢社会です。
高齢化率27%超えという驚異の数字を前にすると、改めてすごいなぁ~と思います。
そして、高齢になるということは、『徐々に身体が利かなくなってきて思う場所に行くことや、やりたいことに制限がかかる』のです。
身体的な衰え(老化)によって、若い頃とは行動範囲も行動力も変わってきているのは、私も含めて皆さんが実感している部分ではないでしょうか?
で、ですね。
これがどんどん進んで『いよいよ自分で自分の身の回りのことをするのが大変になってきたぞ』という時に、誰に助けてもらうか?
ここが大きなポイントだと私は考えています(ちなみに介護保険や制度はアテにできない時代になっていきます)。
このように、最終的に地域で生活することを考えると、重要なのは『元気なうちから地域で居場所を持つこと』だと私は思うのです。
それは、昔あった『ムラ社会』という閉鎖的なシステムではなく、地域にある様々なコミュニティを知り、自分に合った場所を探しておくことが重要です。
その中で活躍しておくことで、地域の情報を自然と知ることができますし、様々な地域での生き方を知ることで、自分の将来を考え選ぶことができるからです。
シンプルに書くと『将来を考えてのギブ&テイクのギブをしておく』という考え方です。
別の言い方では『信頼貯金を貯めておく』というか。
動けなくなるまで外にいて、動けなくなった時に地域に助けを求めても、当人の性格や人柄を知らない地域は充分なサポートを行うことは困難です(そもそも知らない人への優先順位は低くなるだろうし)。
だったら、元気なころから自分が複数持っているコミュニティのいくつかを地域に持っておき、必要となった時に『私』を理解してくれる人・『私』を支えてくれる人は増やしておいた方が良いと思います。
ちなみに、この転換期は会社や組織等、何らかのコミュティが切れる前のタイミングが良いと感じています。
これだけ単独世帯・高齢者が増えると、介護保険で使える範囲は変わってきます。
現段階で一番大きな変化になりそうなのは、『そもそも家事分野は専門職が担う必要はないから外そうよ』という考え方です。
でも、高齢者と20年以上関わってきた私は思いますが、『老いた時に真っ先に困るのは家事部分』なのです。
身の回りのことはなんとかできるけど、買い物に行ったり掃除をしたりという大きい動作が大変。
ここの部分が介護保険から外されると(自費扱いになると)、1時間2,000円以上はかかります。
ネット販売を使いこなせている方で、かつ、ご自宅にル〇バを飼っている方は良いかもしれません(今のご時世、ルンバはペット感覚だそうです)。
が、ネットを使いこなせていない方にとっては、これは大きな打撃だと思うのです。
買い物と掃除を週2回1時間ずつ頼むと、週に8,000円以上かかります。
月にすると9回ずつで36,000円かかります。
限られた年金で、しかも税金が上がって手取りが減っている中で、月に掃除と買い物だけで36,000円払えますか?という話です。
そして、老いた時・自分が思うように身体が動かなくなった時に、一人でひっそりを生活することは幸せなのでしょうか?
そうなった時に困らないように、地域に居場所を持ち助け合いをすることはとてもとても大切だと思うのです。
昔とは違い、強制ではなく自分に合った場所を地域に持つ。
そして、その中で活躍することで、将来の自分に対しての『信頼貯金』を作っておく。
これからの社会がどうなるかわかりませんが、少なくとも国で議論されていることを加味して考え、今のうちから備えておくことは必要だと思います。
将来の自分が毎日を幸福に生きるために、今、誰かの役に立つ☆
こういう考え方はいかがでしょうか?