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訪問をありがとうございます。
昨日は一日自宅で爆睡していたため何も書くことがなく・・・というわけで、一昨日の長田先生とのやり取りを書かせていただきます。
ケアマネジャーの相談援助の大切さについて書かせていただきますので、興味のない方はごめんなさい。
まず、QOL(クオリティーオブライフ)についてですが、これは一言で言うと『生活の質』です。
WHOが健康について『健康とは、単に病気がないだけでなく身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であること』と出したことを受けて、QOLというものが注目されるようになりました。
先生から言われたことは、『QOLとはあくまでも目的の一つ。大切なことは、面談の中でその人の存在価値をいかに引き出し、本人に思い出してもらえるか』です。
そのために、その人にとってのコミュニティを把握することが大切であり、ご利用者の存在価値に触れる話を面談ですることでニーズを引き出す、というわけです。
つまり、『ニーズ=その人の存在価値(大切にしているもの)』という意識を、私たちは忘れてはいけない、ということです。
聞いてみると当たり前に思われるかもしれませんが、これは、とてもとても重要だと思います。
そして、だからこそ、私たちが勝手にニーズをつくることはできないし、アセスメント等情報収集の中で、ご利用者の内的資源(強みですね)をいかに引き出せるかが大切というわけです。
この延長線上で、支援に対する情報提供も『利用者に必要な情報を提供するが、それを選択するのは利用者自身』ということがよく理解できると思います。
日々に追われるとどうしても個の存在をおざなりにしがちになってしまうこともありますが、やはり私たちケアマネジャーがご利用者の存在価値を大切にすること、そしてご利用者の内的資源(強み)を一番に尊重し、足りない部分を外の資源(インフォーマル・フォーマル)に頼るという形は、忘れてはいけないのだと思いました。
今の介護保険はルール重視の傾向に走っていると私は感じています。
が、そうではなく『ルールを踏まえてどこまで個人を尊重できるか』の視点がとても大切であり、その実現のために私たちケアマネジャーの存在価値があるということを、真面目に考えてしまった私です☆
今日から11月中旬に入りますが、少しそのことをいつもより意識して、今月はケアマネジメントに取り組んでみませんか?