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訪問をありがとうございます。
昨日は日本認知症学会の研修にファシリテーターとしてお手伝いをさせていただきました。
同じファシリの方は知人だったため情報交換をした後、受講者90名以上の方々に対して事例検討会を通して様々な学びや気づきをいただきました。
その後、先生を独り占めし話をたくさん聞いていただくと同時にアドバイスをいただき、帰宅は午前様に近い状態に☆
久しぶりに充実した一日を過ごすことができました。
ありがたいことです。
さて、今日は、昨日の事例検討会の研修を通じて学んだことを書かせていただきます。
認知症ケア学会というだけあって、事例の対象者は認知症の方ですが、今回は6名1グループ15組で一つの事例を検討しました。
私がこの学会の研修で尊敬しているところは、グループ構成の職種バランスの良さです。
介護職・看護師・ケアマネ・相談員等が、バランスよく配分してあるため、各々違う視点での気づきを意見交換することができます。
よくあるケアマネの事例検討会は、どうしても職種が限られるため、視野が狭くなってしまう可能性があるのですよね。
そういう意味で、多職種事例検討会のすばらしさを改めて実感した私でした。
事例検討会の場合は、いくつかルールがあるのですが、グループワークで話し合う内容はケースの理解を深めるための質問でした。
この質問って、実は難しいと私は感じています。
ただ疑問に感じたことを質問するのではなく、事例提供者が新たな気づきに繋がるような質問をするのです。
そのため意図を持って質問することの大切さを重視しています。
提供者による事例説明を聴き、疑問点や見過ごしていると感じた部分をチェックし、それをグループ間で共有する。
そして、それらの疑問を【事例提供者が気づきに繋がる質問】に転換する必要がるのですよね。
今回は今までの経過(過去)から検証して、これからの支援(未来に向けて)気づきを得ることができるような検討会でしたが、最後は感極まって事例提供者が泣いてしまうほど、充実した事例検討会でした。
昨日は、事例提供者も参加者も全ての人が主体的に研修に臨んでおり、だからこそ有意義な研修ができたのだと思います。
そして、こういう事例検討はもっと気軽に様々な場所で行うことができれば、医療介護職にとって【個を尊重する】ということが、自然と浸透するのではないかなぁ~、と感じました。
長田先生、関西部会の皆さま、ありがとうございました☆