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2018-11-05 07:56:00

訪問をありがとうございます。

 

今回は前置きなしで続きを書かせていただきます。

 

 

 

 

前回は、“時代の変革に伴い生き方のルールが変わった”ということと、“どんな形に変わったか”の2点を書かせていただきました。

 

変わったルールは“自分たちの課題は自分達で解決してね”というルールに変わったと書かせていただきました。

 

で、今日は、“じゃあ、どうやって自分達で解決すれば良いのか?”について、書かせていただきたいと思います(あくまでも私見です)。

 

 

 

 

結論から書くと、この新ルールで生き残れるかそうでないかは、“地域(自治体)単位での協力体制が取れるかどうか”です。

 

勘のいい方は気づいたと思いますが、これ、一見すると大都市ほど不利なルールなのです。

 

なぜなら、人口が多いほどまとまることが難しく、地域全体の総意として強力なチームとして機能することが難しいからです。

 

そして、もう一つの大都市の怖さは、“(テクノロジーが浸透していないから)企業の税収もある程度見込めている為、『今は困っていないから当事者意識を持ちにくい』”ということにあります。

 

 

 

 

本来、国という中央集権から自治体という地方分権に権限が委譲したということは、それだけ自由に自分達に合った財源を使ってよいということになりますから、住みやすい社会を築くことができるわけです。

 

が、大都市においては、自治体単位に細分化されたとはいえそれでも一つにまとまるには困難な人口です。

 

例えば、当区では人口数51万人を超えており、これからもその人口は増えると見込まれています。

 

一見すると良いように見えますが、人口数が大きい分、状況が変わった時のダメージも半端ないのが大都市なのです。

 

そこで、必要となるスキルが、『今が良いから安心ではなく、先を見越して今から準備に備えること』なのですね。

 

そして、気づいている方々は、既にその対策に取り組まれています。

 

 

 

 

地域(自治体)単位での協力体制が取れるかどうかに必要なスキルは、『先を予測する力』と『その対策に対しての行動力を取れるか』です。

 

その時に必要なものは『一段高い視点で物事を見る力(抽象化)』と『それを自分の生活に落とし込む力(具体化)』です。

 

『自分の今』だけでなく、国は現在どういう状況にあるのか、自治体は現在どういう状況にあるのかを理解すること。

 

そして、このままいけば何が必要となるのかを考える力と、その必要なものを揃えるために行動する力が必要となります。

 

 

 

 

とはいえ、全員にこのスキルを持とうよと言っても、『無理~』という言葉が返ってくるのは目に見えています。

 

私がここで提案したいのは、全員が上記に書いた視点を持つ必要はないけれど、(自治体)全人口の2.5%はその視点を持ってほしいということです。

 

そして、その2.5%が集まって、次の変化に備えて準備をすることが必要だということです。

 

さらに言うと、2.5%の人間が仕組みをつくり、13.5%以上の『初動仲間』をつくれるかが鍵を握っていると思います。

 

そのために、地域で2.5%の人材を探すということを、私は4年前から行っています(その中でリーダーになれる人を含めて探しています)。

 

確かに、新ルールは大都市にとって不利なルールではありますが、逆に考えれば、人口が多い分、2.5%と13.5%の人間のレベルを上げることはできるというわけです。

 

10人の中で5人の優れた人材を探すより、100人の中で5人の優れた人材を探す方がレベルは高くなる、という考え方です。

 

 

 

 

今は世の中が便利になった分、考えるという力が低下しています。

 

そして、同調圧力の高い日本では、新しい何かを始めるというのは勇気がいります。

 

が、昔は良かったというノスタルジックに浸るのではなく、何とかなるだろうと楽観的に過ごすのではなく、今とこれからの社会推移を見据えて、ある武器(今ならテクノロジー)を上手に活用しながら、地域の住民が『納得』できる仕組みをつくる。

 

その上で、地域の住民が『乗っかりやすい仕掛け』をして、地域を一つにまとめ上げる。

 

これが出来ないと、数年後は大変なことになると私は考えています。

 

その第一歩として、『ルールは変わった』ということに気づくことが必要なのではないかなぁ~、と私は思います。

 

そして、願わくばこれを読んでくださる方の中で、一人でも多くの方が2.5%に入ってくれることを期待しています。

 

どうせなら、楽しみながら社会を良い方向へ変えていきませんか?