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2018-09-15 07:24:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、地域で主任ケアマネの勉強会がありました。

 

その時間は4時間という、なんとも長丁場です。

 

講師の方のおっしゃる話を聞きながら、私はある一つの決断をしました。

 

来週以降、口外できるようになったら、ここに書かせていただきます☆

 

 

 

 

さて、来月、私は中小企業の経営者の方々を対象に、現在と今後の社会情勢から社会保障を考えてもらうための発表を行います。

 

その時の資料を作っている時、総合事業においては地域住民が主体で通いの場をつくっていくことの大切さを、改めて実感しました。

 

以下、その理由を書かせていただきますね。

 

 

 

 

1)費用削減に大きく貢献できる

 

全世代に共通するメリットで言えば、“給付の削減”です。

 

これは、区の事業でかかる給付を抑制することで、子育てやまちづくりなど他の事業にお金を回すことができるからです。

 

で、実際に、どのくらい削減できるのかという部分についてですが、こんな感じです。

 

現在、当区では総合事業の住民主体通いの場を行うと、9名以下の参加者がいれば1回に8,000円の支給があります。

 

要支援の方が専門職の通いの場を利用したら、お一人で月に21,058円がかかります。

 

これを計算すると、こんな感じになります。

 

■住民主体:8,000円×4回=32,000円

 

■専門職 :21,058円×9名=189,522円

 

月換算で約6倍の差があります。

 

9名の利用料金で150,000円以上の削減につながるのです。

 

これ、数千人の高齢者が利用を専門職から地域にスライドしたら、どのくらいの削減になるかは想像していただけるでしょう。

 

後ほど詳細を書きますが、実は比較的元気な高齢者は十分地域住民で対応できるのです。

 

そう考えると、何でも専門職が行うよりは、比較的元気なうちは地域で高齢者を支え、本格的な介護が必要になった時は専門職が支えるという形にスライドしていった方が良いと、私は考えています。

 

 

 

 

2)参加高齢者も地域の担い手も元気になる。

 

個人的に一番効果を期待しているのがこの部分ですが、実は比較的お元気な方々は、専門職のサービスを受けるより地域のサロンの方が、主体性を引き出せるのですね。

 

これは、参加者と担い手の関係性が対等なため、“自分たちで自分たちの場をつくろう”という主体性を引き出せること(役割意識)があると、私は感じています。

 

また、参加者は自分自身がお互いが歳を重ねての不自由さを実感しているから、他人の至らない部分に対しても優しく受け止めることができているのです。

 

そして、それ(自分の不自由な部分)を補ってくれる他の参加者に、感謝の気持ちを抱くことができるのです。

 

話好きな方は、毎回10分地域の情報提供をしてもらう時間を持ってもらう。

 

認知症だけど身体機能が高い方は、お昼のお弁当を取りに行ってもらう。

 

しっかりしているけど身体が思うように動かない方は、場が楽しくなるように全体をみての配慮をしてもらう。

 

しっかりしていて身体も比較的動く方には、お茶配りやお昼の準備等を行っていただく。

 

そして、それを見ている地域の担い手(ボランティア)は、自分が高齢になった時のイメージをつくることができるのです。

 

担い手さんには、とにかく楽しんでいただくこと、場の雰囲気を和やかにしていただくことをお願いしています。

 

それだけで、皆が自分の役割を持って、場づくりに励んでいただくことができるのです。

 

役割を持つということは責任を持つということで、責任を持つということは主体性を持つということにつながります。

 

これ、ものすごい高スパイラルだと私は感じています。

 

 

 

 

あぁ、続きを書こうと思いましたが、長くなるのでここで一度切ります。

 

今日はこれから、名古屋の友達に会いに行ってきます。

 

9か月振りの再会ですが、同じマインドを持つ友達から元気をもらおうと思っています☆

 

皆さんも、良い週末をお過ごしくださいね。