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2018-07-20 07:18:00

訪問をありがとうございます。

 

猛暑が続いておりますが、毎日夜に通っている喫茶店はおもしろいイベント(?)をしています。

 

7・8月は『1・2・7のつく日はアイスコーヒーが通常料金でワンサイズup』というもの☆

 

気が付く方はピンとくるかもしれませんが、これって

 

1 0 日 ~ 2 9 日 ま で は毎 日 ワ ン サ イ ズ u p 

 

なんですね☆

 

さすがが民間企業の創意工夫と努力!

 

そして、ワンサイズupと同時に過剰な冷房を緩和してほしいなぁ~なんて勝手なことを思ってしまう私です。

 

 

 

 

さて。

 

介護離職について最新調査結果をみました。

 

介護離職とは、両親等介護のために勤めを辞めて介護に専念することです。

 

年間10万人と言われている介護離職者ですが、今回の調査で介護休業等の取得率は向上し、介護離職者人数としては若干減っています。

 

が、残念なことに、目標数値に対しての結果は思わしくありません。

 

国も頑張って周知等しているのでしょうが、使う側の労働者としては『休業するということは、他の職員に迷惑をかける』とか『休業しても自分の仕事が減るわけじゃない』とか、様々な言い分があるのでしょう。

 

それを理解した上で、ちょっと考えていただきたいと私は思うのです。

 

 

 

 

介護休業というのは、介護の為ならだれでも取得する権利はありますが、ポイントは『使い方』にあると私は考えています。

 

この時期(介護休業中)は『自ら介護にあたる』のではなく、『自分が就労している間に両親(等)が安全に過ごすための環境を整備する』のが、正しい介護休業の使用方法なのです。

 

介護は病気と違って、治癒したら終了ではなくずっと続く年単位・・・何年・何十年も毎日続くのものです。

 

それは自分が頑張ればよいではなく、介護休暇を取得したらまずは介護保険を申請すると同時に、『どういう生活を送りたいか両親(等)に確認する』ことが大切です。

 

そして自分の気持ち(不安な点等)を両親に伝えて、どんな生活を送るかを話し合う事が大切なのです。

 

その上で、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談し、家族間で話し合ったビジョンを伝えて、その生活を実現するための方法を一緒に考えてもらうのです。

 

 

 

 

介護保険を利用したからって、全てに満足のいく介護を受けることができるわけではありません。

 

『だったら私が頑張るしかないのね』と考える方もおられるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

 

介護に対する責任感を持つことは素晴らしいのですが、介護されるご両親が子供が職を辞してまで介護することを望んでいるか、今一度確認を取ってほしいのです。

 

介護サービスを利用しても、ご両親のリスクをゼロにすることはできません。

 

だからこそご両親と話し合い、お互いの不安点や描いているビジョンを叶えるためにどうすればよいかを話し合っていただきたいのです。

 

 

 

 

国が『介護離職0を目指して』と言っているのは、単純に労働者減少を防ぐためだけではないのです。

 

介護離職をし、自宅にて介護のみの生活をすると、大多数の方が『社会と分断された感覚』を持ちます。

 

いわゆる孤立化です。

 

そして、慣れない介護に専念するので余裕がなくなり、自分が頑張った分両親の心身状況に思うような効果が表れないと逆ギレしたり、無力感に襲われる方々もたくさんいます。

 

認知症の場合は、都度変わるご両親(等)の姿に戸惑い、正しい知識を持たぬまま正面から向き合って介護をし、疲労感と自分自身の精神状態が悲鳴を上げる方もいます。

 

介護終了後に復職できる方は少ないです。

 

また、その勇気すら持てない方もたくさんいます。

 

中には生活保護になる方もおられます。

 

 

 

 

このように、介護離職は『社会的孤立化』『自分自身の生活の自立阻害』から、介護者自身の心身の健康を害するリスクがとても高いのです。

 

そのことを念頭に入れていただき、ご両親(等)の介護にあたる時は家族間で介護や生活に対する擦り合わせを行うことが、とてもとても大切なのです。

 

就労と介護と家事の同時並行は本当に大変です。

 

それらの負担を減らすために、そして何よりご両親自身が描いている毎日の生活を実現できるようにどうしたら良いかを専門家に相談し、今後の方向を検討していただきたいと思います。