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2018-07-19 07:12:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、ほぼ一日かけて一般社団事務所の配置替えを行っていました。

 

というのも、書庫を3つ購入したのでその置き場に困り致し方なく配置換えをしたわけで。

 

スッキリして以前より広くなったように見えますが、実は「事務所使用空間」を大幅に狭くしただけなのですね。

 

まぁ、それだけ事務所を使っていただく頻度が増えたためですので、これは良しとしています。

 

 

 

 

さて。

 

以前から『今の時代にあったつながり方はどんな方法が良いのか?』を考えていますが、そのことについて書かせていただきます。

 

その方法とはずばり、

 

『なんか楽しそうだから参加していたらハマっちゃった♪』

 

というものです。

 

社会が豊かになって生活が便利になっている今だからこそ実現できる、楽しさからの参加→参画→協働ですね☆

 

 

 

 

地域の変化はこんな感じです。

 

その昔、江戸時代の頃はお上からの一方的な決定を民が聞き対応することが主でした。

 

戦後も民主主義になったとはいえ、行政サービスだけでは賄いきれない部分を地域住民がまかなっていました。

 

その後、1970~1980年代頃ある程度豊かになってサラリーマンが増え安定した税収を取れるようになると、住民の中で『税金を払っているのだから地域の課題を解決するのは行政の仕事でしょ』という感覚が広まったと言われています。

 

その後は、バブルが弾けて一転したわけで。

 

 

 

 

そう、悩ましいのは右肩上がりの経済がバブル崩壊でぶっ飛んでしまったということです。

 

でも、一度担った行政の『サービス』は住民の中では当然化しており、困った行政は国に助けを求め、数十年対応してきた国は『いやいや、もう行政だけで安心・安全を保障するのは限界だよ』ということで、地域包括ケアシステムやら共生社会という仕組みを考えて転換しようとしているのです。

 

つまり、『少子高齢化が進み財源の見通しが厳しいこれからは、昔のように地域と行政で一緒に地域をつくっていこうよ』というスタンスになったわけです。

 

これはある意味、高齢化・孤立化した人の増えた現代には合っている取り組みだと思います。

 

 

 

 

何が言いたいかというと、もともと地域は住民が守っていたものであり、さらに昔はお上の一方的な通達をただ聞くだけだったのが、今は『協働』という形になったということ。

 

ここで大切なことは、一人ひとりが『どんな地域に住みたいか』を考えて行動していくことと、一人の力ではどうしようもないことを、地域の人たちや行政と協力しながらつくっていくという姿勢、それを『個々が選択できる』ということなのです。

 

 

 

 

地域つくりは強制ではありません。

 

が、この転換についていけない地域は、様々な弊害を今後こうむることになります。

 

であれば、できるだけたくさんの住民を巻き込んで地域つくりに取り組んだ方が良い。

 

そのためには『あるべき論』ではなく、『活動を行う事が楽しいし自分のタメになる』という仕掛けをつくっていくことが大切だと思うのです。

 

 

 

 

そんなわけで、関わる方々が『楽しい』『やって良かった』と思っていもらえるような仕組みを提供し、そして主体性を引き出せるように取り組んでいきます。

 

地域包括ケアシステムや共生社会は、過剰に個人主義となってしまった現代の処方箋だと私は考えています。

 

この薬は、少し大変で時間も手間もかかりますが、それ以上に効果は絶大です。

 

これを読んで『えー』と思った方は、ダマされたと思って一歩を踏み出していただけたらなぁと思います。

 

地域の方々は優しく居心地が良いですよ☆