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訪問をありがとうございます。
今週月曜日から体調が良くなかったのですが、昨日、それが一気に爆発し午前中で早退しました。
集中すると自分自身が無理をしているのかわからなくなり(自覚が無くなる)、気が付かないうちに限界を超えてしまう事があるのです。
この集中力は自分でも好きですが、余裕も必要だよな、という事を改めて感じました。
さて。
今日は、人間関係でよく使われる『信頼』というものについて書いてみたいと思います。
日本人は、他者を信頼しにくい傾向があるという本を読みました。
それは、日本人が悪い考えがあるとかではなく、そもそも日本という社会の中では『信頼というものを必要としていなかったから、信頼関係を築くのが苦手』というものです。
ムラ社会や社会保障に守られた環境が、そもそも『信頼』というものを必要としなかったからという主張。
集団主義社会というのは、本来、信頼をあまり必要としないのだそう。
集団主義社会で人々が協力し合うのも、また、裏切りや犯罪が少ないのも、『心がきれいだから』ではなく、『そう生きることが(自分にとって)得だから』なんですって。
“右へならへで取りあえず周囲に合わせていたら叩かれなくて済むから楽だよね”と考える人が多いことも理解できます。
至るところで見かけるムラ社会の『身内意識』の強さ。
あれは身内を信頼しているのではなく、お互いを監視しけん制することで安心を確保していたのね(信頼ではなく安心を仕組化していた)。
そして、安全が仕組的に確保されている環境では、“信頼”というものは必要なかった。
その信頼という感覚自体の薄い日本人に対して、どうやって“信頼社会”を構築していくか☆
人々が安心して信頼関係を構築できる環境を創れるかどうかがポイントになりそうだと思いました。
そのために、信頼社会に飛び込むにあたっての(心理的含め)リスクをどこまで減らすことができるかが大切なわけで。
スタート時にその環境をいかに創り、その後関わる“(多数の)日和見主義者”を、いかに信頼関係の思考に巻き込めるかが大切。
そんな内容の本でした。
いやぁ、本はたくさんのことを教えてくれます。
私は行動は極めて感覚的なのですが、作戦を練っている時は極めてロジカル(論理的)で、様々な論文を読んだり研究者の書籍を読み、分析することが好きです。
今回は、来年始動するサイト制作にあたって、自分の進め方の根拠を確認しようと読んだ本でしたが、間違っていなかったと確信しました。
何事も、最初が肝心☆
皆さんは、周囲の方々と『信頼関係』を築けていますか?