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訪問をありがとうございます。
6月に入りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は相変わらずバタバタとしております。
昨日は、地域のコアメンバーオジサマ達と、冊子制作の案内文・企画書最終確認を行い、その後は行政各課を廻って挨拶と協力の依頼をしました。
この冊子がどのくらい横断的に機関・団体・人を繋ぐことができるかはわかりません。
が、行動を起こせば、一歩は踏み出せるし、一歩を踏み出せば、何かが変わると信じて、できることを楽しみながら取り組みます♪
さて。
今日は、社会保障について、書いてみたいと思います。
この先、長文のサイト更新が続くと思いますが、ここはとても重要な部分なのです。
私は、何かについての今後を考える時、その分野の歴史を学び、社会の流れを学び、現状を把握し今後を予測するというプロセスを、とてもとても重視しています。
なので、ここで発信することで、これを読んでいただいている方々が、少しでも社会保障と今後の社会の在り方について考えていただくきっかけになればと、切に願います。
あ、私の鶏並みの頭脳ではしっかりと理路整然と説明をすることが難しいので、山崎史郎さんの書籍を参考に書かせていただきます。
まず、社会保障の基本的な定義を書くと、1950年に社会保障制度に関する勧告に定義されている、“いわゆる社会保障制度とは、疾病、負傷、分娩、廃疾、死亡、老齢、失業、多子その他困窮に陥った者に対し、保険的方法又は直接公の負担において経済保障の途を講じ、生活困窮に陥った者に対しては、国家扶助によって最低限度の生活を保障するとともに、公衆衛生及び社会福祉の向上を図り、もってすべての国民が文化的社会の成員たるに値する生活を営むことができるようにすることをいうのである”とされています。
本当にわかりにくく書いてくれていますよね。
要約すると、“社会保障制度とは社会保険(5つの共助保険)・公的扶助(生活保護)・公衆衛生(保健所や地域保健活動)・社会福祉(児童・障害福祉)。これを保障して、みんなが安心して健やかに過ごせる社会にするからね”という意味だと思います(雑過ぎ?意味は合っているはずです)。
戦後の不安期にこういった保障をしてくれたことは、国民にとって安心を与えたことでしょう。
さらに、高度経済成長の後押しもあり、ある意味、今の日本が他国と比べ信用があるのは、社会保障制度を確立したことが大きいのではないかと私は考えています(国民の生活の質が担保されている)。
みなが同じ方向を向いて、明るい社会を目指し頑張れた輝かしい時代だったと思います。
そう。
社会保障というものは、そういう時代背景を踏まえて設立されたものなのです。
社会保障の基本理念は、“自立”と“社会連帯”です。
昔は皆が同じ方向を向いて頑張っていた。
共助の“お互いを支え合う”という仕組みも、高度経済成長期に家族や会社組織という“安心できるもの”がある中でだからこそ、皆が大きな不満を抱くこともなく、進めることができた。
そして今、社会は大きく変わりました。
それに伴い、社会保障も変革の時期に来ているのではないか?と私は思うのです。
多様化が認められ格差社会になり、“みんな一緒に”という時代ではなくなってきてしまった。
この状況を踏まえて、これからの社会保障はどのようなあり方にしたらよいのか?
次回は、社会保障が不安定なもの、多数の国民にとって負担となっている原因について書いてみたいと思います☆