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訪問をありがとうござます。
毎回最終回にしたいと思いつつ、ダラダラと書き続けてすみません。
今回は最終回にします☆
さて。
前回は、リーダーの役割について書かせていただきましたが、今回は、コアメンバーとの関わり方について書かせていただきます。
時代とともにリーダーの『あるべき姿』は変わっていると感じますが、コアメンバーに関してのりあり方は『対等』が一番だと私は感じています。
組織等、利害関係のある場合は(対価が発生するため)トップダウンでもうまくいくのですが、自発的な関わりの場合、リーダーの人望や取り組み等に共感してついてきてくれているという関係性で、その関係性が継続するという担保はないんですね。
だからこそ、コアメンバーの意見は尊重し、一緒に考え一緒に答えを出していくという過程で関係性は強化され、仲間意識や協力姿勢も強まると考えています。
ということを踏まえた上で、関わり方ですが、基本的に私の場合は『決めごとは会議等で合意形成』という形を取っています。
つまり、コアメンバーの意見を最大限尊重する、自分自身と対等な関係性であるということを表現しています。
あ、その前段階として、“ここだけは譲れない”という部分と“ここは皆に委ねる”という部分はは予め明確化しておきます。
委ねる部分は『提案』という形で皆に投げかけます。
また、譲れない部分は、予めコアの中でも核となる方々に『相談』という形で個別に話を持ちかけます。
そこで、じっくり自分の想いを聞いていただき、助言や意見をいただきます。
すると、初めは“譲れない”としていた部分が変わったり、見直したりする機会となるので、一人で考えるよりもずっと良い形になるんですよね。
これらを行う際に気をつけていることはいくつかありますが、一番は“自分の考えを絶対にしない”ということです。
また、意見を受ける際には、相手の意図を理解するまで質問を重ね、何度も意見交換しながらより良い答え(案)を探します。
つまり、“自分の意見を通そうとすることが目的なのではなく、どうすれば現状がよくなるかの視点に立って考える”ということです。
これ、サラッと書きましたが、リーダーは気をつけないとドツボに陥りがちな部分なんです。
特に、熱意あるリーダーほど一生懸命に考え抜いて結論を出している為、他者の意見を“自分が否定された”と捉えてしまいがちです。
そうなると、(前回書きましたが)コアメンバーとの信頼関係なんて、簡単に壊れます。
中心となるコアメンバーとの関係が壊れると、そもそもリーダー自身が自発的に始めた取り組み自体が失敗する可能性が大きくなってしまいます。
それは、避けたいですものね。
また、相手の意見を聞き尊重するということは、相手の主体性を引き出すこともできるのです。
そういう意味でも、いくら自分が立ち上げた会だとしても、“コアメンバー間の関係性は対等に”“意見を聞くという形で主体性を引き出す”という2つは、とても重要だと思っています。
役割分担も同様に、会議の場でみんなで考えます。
そうすると、必要以上にリーダーに負荷がかかるということもなくなるんです。
そして、そのことがメンバーに対する感謝となり、チーム力は向上するんですね(良いサイクルが生まれます)☆
コアメンバーの人選を正しく行い、気持ちよい関係性が築ければ、大抵の取り組みはうまくいきます。
また、その取り組みが必要とされているものであり、かつ、コアメンバーの主体性を最大限引き出すことができたら、人が人を繋いでくれ、その取り組みは“勝手に”大きくなっていきます。
これ、本当です。
なにせ、20年間たくさん失敗して、そこから書籍や実体験を通して学んだことなので、ある程度自信を持ってお勧めできます(人によって、多少の合う合わないはあるでしょうが)。
私自身、地域を考える会以外はこの形で進めており、おかげさまで皆さまの力をいただきながら順調に進むことができていますから(地域を考える会は会の開催自体に意味があるので、ここに負荷はかけていません)☆
長々とシリーズ化してしまったチームの作り方ですが、これで終了とします。
明日以降は通常運転をしますので、今後ともよろしくお願いいたします。