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2018-05-15 07:11:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は久々の晴天に恵まれましたが、皆さん、定期訪問は順調に進んでいるでしょうか?

 

私は昨日の地域活動団体の集いで、今年度の『世話人』の一人になりました。

 

いやぁ、本気で当区に住民票を異動したいと考えてしまいましたが、家族は大反対の為、会社が潰れないように祈りながら、この1年は頑張りたいと思います。

 

 

 

 

さて。

 

この住民主体の活動もそうですが、私の取り組みは、いわゆる“通常のケアマネジメント範囲”を超えての活動が多いです。

 

で、なんでこんなことをしているのか?ということを、今回は書かせていただきます。

 

といっても、そんなに大した理由はなく、単に『とある人と約束したから』というだけなのですが☆

 

 

 

 

当人が覚えているかはわかりませんが、その方と初めて会った時『地域包括ケア構築の実現には、全ての職種が自分のやることだけに捉われていてはいけない』という話になったのですね。

 

その時に、先方は『ケアマネジャーの負担を軽くして地域で活動できる環境を創る』と話し、そのための取り組みを行うと話されました。

 

私は、人前に出て何かをするということは苦手であるため、“(既に取り組んでいる)地域貢献とケアマネジメントの研鑽の部分で社会に貢献できるようにする”と宣言しました。

 

数年前の約束ではありますが、未だに私の中では活動を続ける意味づけとなっています。

 

 

 

 

介護保険創設時から考えると、時代の流れもありケアマネジャーに求められていることは増えてきています。

 

今でいえば、ケアマネジャーは介護保険制度のみでなく、地域の活動や障害・難病・生活保護等、地域情勢や他法を含めて個々を効率的にマネジメントできるかが求められており、さらにその中で、いかに“(利用者自身の)主体性を引き出せるか?”が問われています。

 

そのことに対して、“自分たちは(社会に)期待されているのだから、それに応えたい”と思うか、“何で同じ報酬でここまで求められるんだよ”と思うかは分かれると思います。

 

どちらの考えも否定はしませんが、今後もケアマネジャーという仕事をしていく予定なら、私は前者の思考になることをお勧めします。

 

でないと、これからさらに多くのことを求められ、さらにふるいにかけられるケアマネジャーとして続けていくことは困難だと思うからです。

 

 

 

 

どのくらいの方がご存知か知りませんが、総合事業はいずれ要介護2以下の方々も組み込まれることが決まっています(いつ決まったのかは不明ですが、いつの間にかそうなっているのです)。

 

そのことにより、要支援1から要介護2の方々が占めている6割の利用者を国の制度から地域の事業に移行されます。

 

その時に、少なくとも自分の勤務地の利用者が困らない体制を整備することは、とてもとても大切なことだと思うわけで。

 

そのことを“そんなの包括の役割でしょ”とか“行政がやればいいじゃん”と思うのではなく、“地域マネジメントという視点で、ケアマネジャーが貢献していく”ことが、今後の社会保障の中で、ケアマネジャーが生き残れる唯一の方法だと私は考えています。

 

ここでも何度か書かせていただいていますが、“ケアマネジメントを私たちが担う”と立候補している職能団体は一つではありません。

 

“介護保険制度しか活用できないケアマネジャーなんていらないよね”と言われないためにも、今ここで、自分たちに何ができるのか?何に取り組めるのかを考え、行動に移すことは、重要度が高いと考えています。

 

 

 

 

日々の業務だけでも大変なのは重々承知です。

 

が、少なくとも事業所加算を取得している事業所や主任ケアマネジャーを取得している方は、自分たちの役割について深く考え、行動レベルにまで落とし込んでほしいと、切に願います。

 

そうでないと、数年後にはケアマネジャーという職が確保されているという保証はないのですから☆

 

今回はちょっと重い内容になりましたが、皆さんは通常業務以外に何に取り組んでいますか?

 

その取り組みの先の姿をどのように描いていますか?