インフォメーション

2018-05-10 07:18:00

訪問をありがとうございます。

 

まさかの雨天3日目に入り、そのためか昨日から寒い一日ですね。

 

コートを引っ張り出して着用していますが、あぁ、まだ5月上旬なんだなぁ、としみじみ感じました。

 

 

 

 

さて。

 

今日は、興味のある方には面白く、そうでない方には全然面白くないという内容です。

 

数年前から、ケアプラン作成にAIの活用を謳われていますが、これ、私は個人的に興味津々です。

 

とはいえ、AIがケアマネジメントの全てを担うというわけではなく、あくまでもAI部分はアセスメントから一般的な必要支援を割り出し、それを踏まえてケアマネジャーがご利用者に支援を提案、同時にその支援を使うことで、どんな目標を立てるかという形で進めていけば、個別性も担保できて、なおかつ、ケアマネジャーごとに支援の提案に偏りが出ることもないと思うのですよね。

 

これを書くのは勇気がいりますが、いわゆる『右から作るケアプラン』です。

 

 

 

 

右から作るケアプラン。

 

これ、昔は支援ありきのスタイルなため『ダメでしょう』と思っていましたが、今は『AI活用という前提ならアリかも』と考えています。

 

なぜなら、本当の意味でのアセスメントを、残念ながら(私を筆頭に)私たちケアマネジャーでできている人は少ないと感じるからです。

 

 

 

 

本来、アセスメントもケアプランも、利用者の『私はこういう風に毎日を過ごしたい』という想いを引き出し書面化するためのツールでしかないと、私は感じています。

 

しかし、私の見る限りですが、残念なことに現在のケアマネジャーの大半は制度の理解や活用という手法に追われており、本来業務である『面接技術の向上』を追求している人は、少ないと感じています。

 

この制度の理解や活用は、まさにAIが担おうとしている部分なんですよね。

 

皮肉なことですが、今までの私たちの多くが行ってきたケアマネジメントを、AIがマルっと担おうとしているのですよね。

 

 

 

 

多分・・・多分ですが、AIの開発により『私たちの仕事がなくなる!』と感じる方々は、AIを正しく理解していないか、AIが担おうとしている部分の支援しかしていないのかもしれないと感じるわけで。

 

面接技術の体系化と技術の向上ができないと、私たちの本来の価値である『その人の本当の描いている姿』を引き出すことも、『毎日の生活を活き活き過ごすためのモチベーションを上げる』ことも、困難だと思うのですよね。

 

本当はそこも求められているわけですが、その向上にケアマネジャーは取り組んでこなかった。

 

これは、大変反省すべきことだし、これからその強化に向かって取り組むことが大切だと感じています。

 

 

 

 

これらのことから、私たちが今後取り組むべきは、『ご利用者の本当の想い(描いている姿)を顕在化すること』と『毎日の生活を意欲的に過ごすために寄り添うこと』だと思うのです。

 

この部分の強化は、絶対に必要だと感じています☆

 

あ、念のため書き加えると、個々の体験からくるスキル向上だけではなく、体系的に技術を向上する仕組みです。

 

ここを強みとしてアップデートしない限り、いつか本当にAIや他職種にケアマネジメントは乗っ取られると、私は感じています。

 

 

 

 

ちなみに、私がAI活用に賛成の理由ですが、現在のケアプラン作成にも効果的という理由よりも、財務省も先日提言していた、今後、ケアマネジメントの有料化・2割負担等が出てきたときに、『セルフプラン作成者のため』に必要だと考えています。

 

格差社会であり、社会全体が豊かになった象徴として個の尊重がなされるようになった今だからこそ、『自分で自分の人生をプロデュースするための手段』があっても、良いのではないかな、と感じるのです。

 

 

 

 

なぁんて。

 

オタク丸出しの内容になってしまったと反省です。

 

皆さんは、AIとケアマネジメントについて、どのように感じますか?