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2018-04-28 08:14:00

訪問をありがとうございます。

 

今週は夜に人と会う事が多かった一週間でした。

 

とても楽しく、たくさんの勉強をさせていただきました。

 

そして、昨夜は時間が半端なく遅くなってしまいましたが、すごく楽しい時間を過ごすことができました。

 

自分が知らない事を知ることができるって、本当に幸せですね☆

 

 

 

 

さて。

 

ご存知の方もおられるかもしれませんが、26日に日本介護支援専門員協会が『居宅介護支援費の利用者負担導入についての意見表明』を出しました。

 

これは、財務省等からの意見に対する表明なのですが、冒頭に利用者の利用者負担導入に反対の表明をした後、『利用者による介護支援専門員の業務量の評価機能』についてと『介護給付費の増大と自立支援の阻害要因のリスク』の2点から、意見を述べています。

 

職能団体に対しては様々な意見がありますが、私は、そもそも職能団体とは個人の損得でなく、ケアマネジャーという資格を確立するために必要だと感じています。

 

そして、審議会で挙がった意見で決定に向けて動いていない段階とはいえ、早期に反対の表明を出したことを素晴らしいと思います。

 

 

 

 

私は、利用者の利用負担導入については反対です。

 

質云々の話や給付管理の増悪傾向も懸念としてありますが、何よりも、相談窓口にお金を導入するということは、本当に支援を必要としている人に対しての担保が図れないという事に繋がるのではないかという心配があるからです(ある意味、水際作戦だとおもうわけで・・・)。

 

お金のない人はセルフプランという意見もありますが、これ、今の状況では現実的ではないのですよね。

 

現在の日本は独居・老夫婦世帯の割合が増えています。

 

そうなると、セルフプランを作成するのは、本人もしくはその配偶者となります。

 

その時点で、要介護者(もしくは配偶者)が介護保険制度のルールを理解すること・そして給付の算定基準を理解することは、現実的に無理だと思うのですよね。

 

もし、それが出来たとしても、それを毎月保険者の窓口に持っていくことは、『非常に困難』だと思います。

 

ってか、プランをつくれるほど認知機能が高く、毎月保険者に行ける活動量を持っていたら、

 

 も そ も 要 介 護 状 態 な の か ?

 

と疑ってしまいます。

 

例え、AIが発達したとして、アセスメント情報を入力すると自動的にケアプランを提案してくれるとしても、それが本人にマッチするとは限らないし、あれだけ散々言われていた個別性の尊重はどうなるのだろうと思います。

 

 

 

 

現在、セルフプランをしている方はおられます。

 

が、本当に一部の方々であると聞いています。

 

もし、相談支援に利用負担を強いるのであれば、クラウド上のセルフプランを作るための整備及び、保険者を訪問しなくてもプラン(利用票等)を提出できる仕組みを創ってから、議論をしてほしいと思います(クラウド上で完結する仕組み)。

 

そして、コールセンターと、困った時に訪問し対応してくれる機能を確保する。

 

ここが整って初めて、セルフプランの是非を含めた、利用負担導入についての議論を深めてほしいと思います。

 

そして、そんな状況が整備出来たら、それこそケアマネジャーもクラウド上で保険者の指定したサイトを使用し、アセスメントから実績まで入力できるようにすれば、実地指導とか不要な紙は減るのになぁ~、と思います。

 

そして、本当に社会保障をどうにかしたいと考えるなら、医療の縦割り(専門科ごとの)受診体制についても見直してほしいと思ってしまうのは、私だけでしょうか?

 

なぁんて☆

 

 

 

 

皆さんは、利用者の利用負担導入について、どう思いますか?