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2018-03-24 08:23:00

訪問をありがとうございます。

 

半年ほど前より、スマホの調子が悪く悩んでいました。

 

どんな部分が調子悪いのかというと、『電話の画面が固まる』&『通話中に切れる』という症状です。

 

なんていうか・・・携 帯 電 話 の 意 味 な い や ん 、って感じですよね。

 

それで、販売店に行ったのですが、そのままアップル本店に行けと言われまして。

 

19時過ぎに行ってきました(いつもは東京駅の代理店に行くのですが、昨夜は、なぜか銀座に行きました。まぁ、電車で20分なので、そっちの方が近いのですよね)。

 

いやぁ、久々に気持ちよく課題を解決していただけました。

 

店員の対応が最高であると同時に、困っている課題をその場で解決してくれる。

 

スッキリしました。

 

そして、アップルビルのエレベーターには、昇降用のボタンがないことを知り、ちょっとオロオロしてしました。

 

あ、どうでも良いですね☆

 

 

 

 

さて。

 

本日のタイトルですが、先日、ケアマネ仲間からこんな質問を受けました。

 

『地域で、ケアマネの業務範囲について意見交換の場を作るのだけど、業務範囲について書いてある資料知ってる?もしくは東京都職能団体は業務範囲について何か示していたら教えて』

 

おもしろいテーマです。

 

私、こういうのは大好きです。

 

 

 

 

さて、皆さんに質問です。

 

皆さんの中で、『ここまではケアマネの仕事』という線引きはされていますか?

 

また、事務所内ではいかがですか?

 

 

 

 

どんなサービス事業所も、かかる時間と内容はある程度明確になっています。

 

が、ケアマネって『ここからここまでが業務範囲』っていうのはないですよね。

 

そのことが、融通性を利かせて便利であると同時に、この上なく悩ましい所ではあるかもしれません。

 

 

 

 

当社においては、業務範囲について・・・というか、支援の姿勢については指導をしています。

 

と言っても、『あれはダメ。これは良し』という、具体的な内容を掲げているわけではありません。

 

考え方を社内統一するよう決めています(あ、新しく入った職員には伝えていないかも)。

 

その内容は、

 

『マネジメントをしろ。プレイヤーになるな』

 

というものです。

 

 

 

 

どういうことかというとですね、私たちの仕事の基本は、個別ケアマネジメントです。

 

だから、ケアマネジメントに関する行動は、どのくらい時間がかかろうが、自分が『ご利用者に必要なマネジメントなのだ』と思えば、行えばよいのです。

 

一方で、例えば、お金のないご利用者に買い物代行をするとか、救急搬送時に救急車に同乗しちゃうとか、通院同行を受けるお金のないご利用者に主治医との連携という名目で通院介助を行ったりとか、直接援助は、一切禁止です。

 

 

 

 

なぜ禁止しているか?

 

理由は2つあります。

 

1つは、『自分自身が直接援助者になるのは、自分の引き出しが少ない・見通しの甘さだから』という理由。

 

何かの課題があった時、一番楽に手っ取り早く解決する方法は『自分(ケアマネジャー)自身が課題を解決するために動くこと』なのです。

 

厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、それを行う事は、必要な支援を繋ぐということも生業にしているケアマネジャーとして、ただの手抜きだと思うのです。

 

専門性の放棄だと思っています。

 

きっと行うケアマネジャーにも言い分もあるでしょう。

 

ただ、当社では、敢えてそこは認めません。

 

緊急時は救急車を呼ぶ、主治医に会いたければ院内で待ち合わせ、訪問時に緊急で生活援助が必要であればすぐに対応できる事業所を探す(困らないように日頃から関係をつくっておく)、生活同線が確保できないいわゆるゴミ屋敷であれば業者に繋ぐetc

 

面倒だからとかではなく、ケアマネジャーとしての専門性を維持するために、敢えて行わない。

 

また、行わなくてよいように、日頃から予後を見通し様々な可能性を検討し、不測の事態にも対応できる力をつけることに力を注ぐよう伝えています。

 

そこに時間をかけるなら、連携を図りやすくする工夫と取り組みに時間をかけてほしいと思うから。

 

 

 

 

2つ目の理由としては、『ケアマネジャーが直接援助を行うという事は、本来、その役を担う人に対して失礼だ』と思うからです。

 

私たちは専門職です。近所のおじちゃん・おばちゃんではありません。

 

安易に『私、出来る』と行うことは、そもそもその役割を担っている人に対して失礼だと思うのです。

 

ってか、越権行為だよ☆

 

もしかしたら、『誰も担う人がいないから私がやらざるを得ないのよ(不本意だけど仕方ないのよ)』という方もおられるかもしれません。

 

でもね、私たちの役割って、地域に不足している資源を提言していくことも、役割に含まれているんです。

 

だからこそ、『必要な支援。でも地域にその資源がない』という時は、自分がプレイヤーになるのではなく、『この資源が足りない』という事実を、包括や行政に伝えていくことが大切だと思うのです。

 

 

 

 

本来行うべきでない支援の必要性に対する理由(自分の行為の正当性)は、いくらでもつくることができます。

 

が、敢えてそれを許さず、ケアマネジャーという専門職としての役割に拘る。

 

その積み重ねが、専門性というもの・ケアマネジャーの役割を作っていくのだと私は考えています。

 

まぁ、世の中が安易な解決を求める傾向があるので、仕方ないっちゃあ仕方ないのかもしれませんけどね。

 

 

 

 

皆さんは、ご自身・社内で、ケアマネの業務範囲について話し合っていますか?