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2018-03-21 07:23:00

訪問をありがとうございます。

 

ここに書いた事があるかもしれませんが、私は先月、インフルエンザに罹患してから『やっぱり健康って大切よね』と実感し、今月からスポーツジムに通っています。

 

・・・週1回ですが。

 

そして、もともと自分がやりたいこと以外に課す我慢だとか、根性とかが大の苦手の私は、ジムで2時間運動をした後、帰宅後に食事やお菓子をご褒美として食べていたのですね。

 

そして、最近実感したのですが、

 

夜 中 の 食 事 ( お 菓 子 ) は 、 め ち ゃ め ち ゃ 太 る 。

 

歳が歳なだけに、リカバリーしにくいことも実感しており、改めて健康について見直そうと考え中です。

 

 

 

 

さて。

 

こんな出だしですが、今日は真面目な話です。

 

※ご家族に掲載の許可を得ています。

 

 

 

 

昨日、スーパーでお菓子を買い込んで事務所に戻ろうとした時、あるご家族と会いました。

 

そのご利用者は、最初2年ほど私が担当していましたが、その後、別の職員に担当変更した方で、1か月ほど前に逝去されたという事は報告を受けていました。

 

当時、介入は退院からでした。

 

本人にとっては介護が必要になった事の喪失感があり、長女にとっては複雑な幼少期を過ごした背景をベースに、初めての介護にあたり過度な責任感と本人に対する期待を抱き、抱え込みの介護を行っていたのです。

 

 

 

 

本当に一生懸命で、でも反面、期待通りにならないと落ち込む日々を過ごしていました。

 

何度、『私、本当に母の介護ができるのでしょうか?』『これでいいのでしょうか?』という言葉を聞いたかは分かりません。

 

そんなスタンスのご本人・ご家族だったため、チームの皆さんには『寄り添う介護をしましょう』とお願いをしていました。

 

そして、ご本人はもとより、懸命に本人と向かい合い介護にあたる長女から、私はたくさんのことを学びました。

 

 

 

介護って、病気と違っていつまで続くかがわかりません。

 

でも、3年以上、本当に真摯に本人と向き合い、泣き笑いしながら介護していた長女は、本当にやり切った感に満ちていました。

 

『この度は・・・』と挨拶をし、当時の話をポチポチした後、長女に突然言われた言葉。

 

 

 

 

『私、介護は大変だったけど、一度も苦しいとか嫌だと感じたことはなかったのです』。

 

『不安が一杯だった私に、いつも加藤さんが言ってくれた、“お母さんの今をみて、その時間を大切にしましょう”という言葉が、何より私の救いでした』。

 

『来てくださる(支援者の)皆さんが、本当に良い方ばかりで、母や私に寄り添ってくれた。何度も会議をしたけど、みんな真剣に私たちのことを考えてくれているということが、何よりの励みでした』。

 

そう話し、泣かれました。

 

 

 

 

実は、ご本人の逝去後、一度も泣いていなかったのだそう。

 

気持ちが張っていたのですね。

 

そして、改めて感じたことですが、私たちの仕事は人の終末期に関わるものであり、私たちの発する一挙一動で、ご本人・ご家族に与える影響力は大きい。

 

だからこそ、一人ひとりとしっかり向き合って、最適なチームを組み支援に当たることが大切。

 

最後は笑って別れたのですが、うっかりすると日々に追われ、忘れそうになってしまう意識を思い出させていただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

 

皆さんは、日々の支援でご利用者・ご家族と向き合っていますか?